CASE
- Connected
- Autonomous
- Shared & Service
- Electric電動化
CASEにおける「Electric(電動化)」の定義
電動化車両は従来のガソリン車のようなエンジンではなく、外部の電力源から充電した二次電池の電気エネルギーを利用したモーターで走行します。走行中にCO2を排出しないため、環境対応技術の本命と位置づけられています。また、電動化車両はシステム構成がシンプルで制御性が高く、自動運転との組み合わせが容易なことから、次世代モビリティのベース車として考えられています。
「Electric(電動化)」へのニーズ
純エンジン車の廃止に向け、代替として駆動部品の電動部品化(省燃費化)や、自動運転のシステム介入による電子化が求められるなかで、高圧電池、インバーター、アクセル、ブレーキ、パワーステアリング、エアコンコンプレッサー、SBWなどの部品に対するニーズが高まっています。
取り巻く環境
SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて、環境問題への対応が重要となっています。日本をはじめ、米国や欧州では自動車に対する環境対策の法整備が進んできており、各自動車メーカーやサプライヤーにおいても各地域での法規制への対応や、SDGsが掲げる達成すべき17の目標への対応が始まっています。
地域別のロードマップ
代表的な各地域でのロードマップでは、今後約15年が電動化車両にとって重要な期間と位置づけられています。環境対策車として現在主流となっているHEV(ハイブリッド自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド自動車)は販売禁止の方向に向かっていくため、BEV(バッテリー式電気自動車)やFCV(燃料電池自動車)の開発が急がれています。
関連技術
電動化車両の基本構成は、モーター、インバーター、バッテリーの3つです。
例えばEV(電気自動車)の場合、エンジン・ガソリンの代わりにモーター・バッテリーが搭載されており、バッテリーの電気エネルギーをモーターが使用できるようにインバーターで変換し、車両の駆動力へとつなげています。HV(ハイブリッド自動車)の場合はエンジンとモーターの両方が搭載されており、車両状態やユーザーの操作によって適切なエネルギーバランスを実現することが必要となります。
電動化車両においては、バッテリー制御が非常に重要な要素となります。例えば、リチウム電池の性能を最大限に引き出すには、SOC(State of Charge)と呼ばれる充電状態を正確に把握し、過放電や過充電にならないよう、充放電制御を行う必要があります。
充放電制御の1つとしては「セルバランシング」と呼ばれる、各セルのSOCを均一化させることでバッテリーシステム全体のエネルギーをより効率良く利用するための技術もあります。
バッテリーの充電においては、外部充電からの供給だけではなく、モーターからの回生エネルギーによる充電も可能です。EVにおける外部充電の主な規格としては、日本の「CHAdeMO」、北米と欧州の「CCS(Combo)」、中国の「GB/T」、テスラ社の「スーパーチャージャー(SC)」の4種類があります。
その他関連する業界情報や技術情報は、以下のとおりです。
Sky株式会社実績紹介
車両電動化の領域にて、弊社は以下のような車載ECUに対して実績・技術力を有しています。
車載ECU開発実績
- パワートレイン系ECU
- エンジンECU
- トランスミッションECU
- EV / HV ECU
- パワーコントロールECU
- 電池ECU
- EVECU
- HVECU
- シフトバイワイヤECU
- MGECU(モータージェネレーター)
- 充電システムECU
- ボディ系ECU
- ボディコントロールユニット
- スマートECU
- パワースライドドア / バックドアECU
- シートECU
- サンルーフECU
- ADAS系ECU
- 運転支援ECU
- ステレオカメラECU
- 周辺監視ECU
- ロケーターECU
- 自動運転ECU
各車載ECUにおける実績
ECU | 保有技術 |
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モーターECU |
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ジェネレーターECU |
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昇圧コンバーター |
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補機用DCDCコンバーター |
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電池ECU |
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EVECU |
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HVECU |
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空調・電動コンプレッサー |
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充電システム |
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