最新技術を生かして効率的で安全なオフィスを
「特定の従業員を探したい」「不審者の侵入を検知したい」「人が倒れていないか検知したい」「密集・密接・密閉を検知したい」といった場合や、テレワーク中の従業員を含め、各人の業務負荷を早期に把握したい場合には、弊社で検証導入しているシステムやその応用で解決できます。商業施設や教室など、オフィス以外でも活用いただけるこれらソリューションについて、事例を交えてご紹介します。
3密検知システム・出社状況可視化システム
IPカメラの映像やWi-Fi接続情報を活用し、職場の安全を守る“3密”対策を支援
「東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議」の資料によると、“濃厚接触者における感染経路”において“職場”が高い割合を維持しています。このような背景もあり、企業・組織では「密集・密接・密閉」を避けるための3密対策が求められています。3密対策には、出社率を減らすことができているか、制限人数を超えて会議室に入室していないかなどの把握が必要になるため、効率的に確認する方法はないかとお悩みの方もいらっしゃると思います。
Sky株式会社では「3密検知システム」の開発に取り組んでいます。オフィスの各エリアに設置したIPカメラの映像をサーバーに集約し、Deep Learningの物体検出で人物を検出することにより、リアルタイムで判定。会議室内の人数が適切か、2人以上の人物が指定した時間を超えて滞在していないか、ソーシャルディスタンスが保たれているかをカメラの映像から判定します。3密状態が検知された場合は、該当エリアの利用者にメール送信やランプの点灯などで自動的に知らせることも可能です。判定結果はダッシュボードツールで可視化されるため、簡単に状況を確認できます。
入退室・出退勤管理のデータなど、環境に合わせた情報を取得し可視化

▲出社状況可視化システム(拠点部門一覧画面)
従業員の出社状況を把握するために「出社状況可視化システム」の開発も行っています。従業員が出社すると、スマートフォンなどの携帯端末が各拠点のアクセスポイントにWi-Fi接続され、ワイヤレスLANコントロールに情報を集約。その情報を基に、可視化システムサーバーのダッシュボードツールで出社状況をグラフ化できます。拠点や部門ごとに、現在出社している従業員数が集計でき、1時間ごとの一覧表示や、在籍人数に対する出社率の算出、基準値を超えた場合のハイライト表示にも対応します。どの曜日の出社率が高いかなども簡単に把握できるため、出社状況の管理にご活用いただけます。
今回はオフィスでの利用を例にご紹介しましたが、学校や商業施設、工場など、さまざまな場所でご活用いただけます。ぜひ一度ご相談ください。
職場の「3密」状況をAIで検知

▲エリア一覧画面

▲3密検知システム(エリア詳細画面)
活用している技術
- Deep Learning(物体検出)
- Grafana
- InfluxDB
顔認証を活用した所在確認システム
顔認証技術を活用し、特定の人物の所在を確認
IPカメラの映像から、事前に登録しておいた人物の顔を検出(個人認証)。特定の人物が最近どこにいたかを検索でき、過去の検出履歴を確認することもできます。
活用している技術
- Deep Learning(物体検出)
- Grafana
- InfluxDB
会議室使用率改善
AIによる会社施設の利用率改善
AI(Deep Learning)による物体検出技術を活用することで、会議室の使用状況を素早く把握し、使用率の改善につなげることができます。
活用している技術
- Deep Learning
- 物体検出: SSD300・YOLOv3
- 人物追跡: Deep SORT