今回は、お客様の課題解決に欠かせない「連携製品」についてご紹介します。純国産エンドポイントセキュリティ「FFRI yarai Cloud」と「SKYSEA Client View」の連携による市役所様への導入事例を通じ、エンジニアの挑戦と成長の軌跡をお届けします。(ICTソリューション事業本部 カスタマーサポート部 プロダクトサポート課)
皆さま、こんにちは。Sky株式会社でプリセールスエンジニアを担当しております、社員の"T"と申します。
本ブログの読者の皆さまにはすでにお馴染みかもしれませんが、私はこれまで「プリセールスエンジニアのお仕事って?」というテーマでブログを連載していた先輩社員"Yさん"の後輩にあたります。そして今回から、私が正式にこのシリーズの担当を引き継ぐこととなりました。
"Yさん"がこれまで発信してきたような、魅力的で、現場のリアルな空気が伝わるような記事を執筆できるように頑張って発信したいと思いますので、皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
前回までの”Yさん”の記事はこちらからご覧いただけます
- プリセールスエンジニアのお仕事って? <仕事内容と魅力編>
https://www.skygroup.jp/corporate-blog/article/422/ - プリセールスエンジニアのお仕事って? <先輩社員の声編>
https://www.skygroup.jp/corporate-blog/article/427/ - プリセールスエンジニアのお仕事って? <SKYSEA勉強会編>
https://www.skygroup.jp/corporate-blog/article/1442/
はじめに
私たちプリセールスエンジニアは、日々、全国のお客様からさまざまなお問い合わせをいただいております。お客様の抱える業務上の課題や技術的なお悩みを詳細にヒアリングし、自社商品を中心とした最適な解決策をご提案することが、私たちの最大のミッションです。
私は普段、弊社の主力商品であるクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」を中心としたご提案活動を行っています。「SKYSEA Client View」は、組織内のIT資産管理をはじめ、操作ログの収集・管理、USBメモリなどのデバイス制御、さらにはセキュリティポリシーの運用管理など、多岐にわたる機能を搭載しています。単体でも組織のIT運用とセキュリティ向上に大きく貢献できる、非常に汎用性の高い製品です。
しかし、お客様が直面している課題は業界や企業規模によって千差万別です。時として「SKYSEA Client View」が標準で備えている機能だけでは、お客様の高度なご要望や特有のお悩みを完全に解決することが難しいケースに直面することもあります。例えば、未知の高度なサイバー攻撃に特化した防御策や、特定のネットワーク機器・クラウドサービスとの複雑なシステム連動といった要件です。
そのような壁にぶつかった時、私たちにとって非常に心強い解決策となるのが、「SKYSEA Client View」と連携しているメーカー様の製品です。現在の連携製品は約80製品!こちらから詳細をご覧いただけます。
数ある優れた連携製品の中から、今回は「FFRI yarai Cloud」というセキュリティ製品を初めてメイン担当で導入することになったときのエピソードをお話ししたいと思います。あるとき、上司からの指示でとある市役所様へ、「FFRI yarai Cloud」という製品の導入作業を行うこととなりました。
FFRI yarai Cloudとは
株式会社FFRIセキュリティが提供している純国産エンドポイントセキュリティ製品です。PC内で不審なファイルをダウンロードしたり開いたりした際にクラウド上のデータベースと照合を行い、「そのファイル、怪しいかも!」とお知らせしてくれます。
SKYSEA Client Viewと連携することで「そのファイル、怪しいかも!」となった時点でPCをネットワークから切り離し、不審なファイルが社内に広がってしまうことを防ぐことが可能です。
上司から導入作業の指示を受けた際、私は身の引き締まる思いでした。私自身、「FFRI yarai Cloud」の優れた機能や製品としての高い評判については以前から学んでおりましたが、当時は実際の導入現場において、メイン担当として一から連携要件を整理し、構築作業を主導するのはこれが初めての経験だったからです。
準備期間
実際の導入作業を滞りなく成功させ、お客様に安心してシステムをご利用いただくためには、事前の綿密な準備が何よりも重要です。私はまず、「FFRI yarai Cloud」がどのようなアーキテクチャで動作し、導入に当たってどのようなネットワーク要件や設定が必要になるのか、ゼロから知識を身につけるつもりで学習を開始しました。
まず、メーカー様が提供されている関連資料やテクニカルマニュアルを隅から隅まで読み込み、製品の仕様を正確に把握するよう努めました。さらに、社内の検証環境(本番環境を模したテスト用のネットワークとPC環境)を自分で構築し、実際に製品をインストールして設定を変更しながら動作を確認し、自分専用の「導入作業用ドキュメント」を作成していきました。
マニュアルを読むだけでなく、実際に手を動かしながらドキュメントを作成していく過程で、実務で使える生きたノウハウが身についていくのを実感しました。特に印象深かったのは、検証環境においてテスト用の無害な疑似マルウェアを意図的に検知させ、「SKYSEA Client View」と連動して対象PCがネットワークから即座に自動遮断される一連のプロセスを、初めて自分の目で確認した瞬間です。
「SKYSEA Client View」と「FFRI yarai Cloud」という2つの製品がシームレスに連携することで、これほどまでに迅速かつ強力に組織のセキュリティレベルを引き上げることができると実感し、深く感銘を受けました。どちらの製品も、昨今の高度化するサイバー攻撃からお客様の大切な情報資産を守るためには、もはや欠かすことのできない必要不可欠な機能を持っていることを、身をもって理解することができたのです。
作業当日
入念な準備と検証を経て、ついに迎えた作業当日。市役所様における「SKYSEA Client View」および「FFRI yarai Cloud」の導入・連携作業は、計3日間にわたるスケジュールで実施されました。
現場には上司も同席してもらいましたが、作業の開始前に「今回は"T"に任せたよ」と声をかけてもらいました。私に対する深い信頼を感じると同時に、「この期待に必ず応え、導入作業を絶対に成功させなければならない」という強い責任感と熱意が込み上げてきました。
結果として、3日間の予定スケジュール内で無事に両製品の導入作業が完了しました。お客様へ新しい、そしてより安全なシステム環境を引き渡すことができ、非常に大きな達成感を得ることができました。
最後に
今回の導入作業を通じて、「SKYSEA Client View」だけでなく、連携している他社製品の優れた機能や、実際のシステム導入作業における細かなプロセスを深く知ることができました。
経験のないことにチャレンジするのは、時に大きな不安や苦労を伴います。しかし、今回の経験は私にとって大変貴重な経験でした。これからも信頼いただけるプリセールスエンジニアを目指し、日々業務に取り組んでいきたいと思います。

