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(SI部)​データエンジニアの​仕事内容に​ついて

(SI部)データエンジニアの仕事内容について

データがあらゆるビジネスの原動力となる時代。企業の競争力強化やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進のカギを握るのが、データを整え、使える状態に保つデータエンジニアの存在です。今回は、その仕事の魅力と役割についてご紹介します!


データエンジニアの​役割と​仕事内容

データエンジニアは、企業内外のさまざまなデータを集めて整理し、誰もが安全かつ効率的にデータを活用できる状態を整える専門家です。主な使命は、「データ基盤の設計・構築」「データパイプラインの自動化」「品質管理やガバナンスの維持」など多岐にわたります。

具体的な仕事内容としては、生産管理システムや顧客管理システム、各種業務アプリケーションのデータベース、会計・財務システム、WebサービスやECサイトの行動履歴、カスタマーサポートの問い合わせ履歴、外部のSaaSサービス、さらには帳票やレポートなどが保存されたファイルストレージなど、多様な業務システムやファイル群からデータを収集します。

こうしたデータに対して、欠損値の補完や型変換などの整形処理を行い、ビジネス部門が活用しやすいようにテーブル設計やデータモデリングも担当します。

加工・整理されたデータは、日々の業務のなかで自動的に更新されるよう、各クラウドベンダーのマネージドサービスなどを活用してパイプラインを構築し、自動化しています。

また、データの品質管理やガバナンスにも力を入れています。設定したルールや期待値に基づいて異常値や欠損値を自動で検知し、データのアクセス権管理や利用履歴の記録なども徹底しています。「壊れたらすぐ直す」のではなく、「壊れない仕組み」を作ることがデータエンジニアの大切なこだわりです。運用面では定期的な自動チェックやアラート通知の仕組みを取り入れ、品質を継続的に保つ工夫をしています。

さらに、プロダクトマネジャーやデータサイエンティストなど他部門とも密接に連携し、要件調整や改善提案を行うなど、技術力とコミュニケーション力の両方が求められる仕事です。

技術スタック

データエンジニアは、AzureやAWSなどのクラウド、SnowflakeやDatabricks、Delta Lakeといったデータ基盤サービスを使いこなします。パイプライン管理には各社のマネージドサービスやIaC(Infrastructure as Code)ツール、監視にはクラウドベースのモニタリングサービスなど、“モダンデータスタック”と呼ばれる技術群を横断的に扱うことで、市場価値を高めています。

重要な​スキル&マインド

ハードスキル:SQLやPythonによるデータ処理、分散処理技術、CI/CDの知識などが求められます。
ソフトスキル:ドメイン理解、課題抽出力、チームでの協働力も大切です。
マインド:自動化でヒューマンエラーを減らし、問題を再発させない姿勢が欠かせません。

キャリアパス

若手のうちはパイプライン開発などの実務を通じて基礎力を身につけ、中堅になるとデータ基盤全体の設計やプロジェクトリードを担当するようになります。さらに上級になると、データアーキテクトやMLOps、データプロダクトマネジャーなどの道も開けます。技術とビジネス理解を掛け合わせることで、成長の幅がどんどん広がる職種です。

まとめ

データエンジニアはDXを裏側から支える屋台骨です。正確なパイプラインと高い自動化率が、企業の意思決定スピードや イノベーションを加速させます。まずは小さな改善から始めて、攻めのデータ基盤を一緒に育ててみませんか。


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