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複雑化する​IT環境に​おける​冗長化と​バックアップの​重要性

複雑化するIT環境における冗長化とバックアップの重要性

IT環境はオンプレミス、SaaS、クラウドサービスなど多岐にわたりますが、システムの安定稼働とデータの保全は事業継続において最も重要な課題です。冗長化はシステム障害時の業務停止を防ぎ、バックアップはデータ損失のリスクに備えるための最後の砦です。これらの取り組みを通じて、情報システム部では社員の業務を支えるITインフラの強靱化に日々努めています。今回は、そんな複雑化するIT環境における冗長化とバックアップの重要性についてご紹介します。


複雑化する​IT環境に​おける​冗長化と​バックアップの​重要性

IT環境は、社員が利用されているシステム一つとっても、社内に設置されたサーバーで運用するオンプレミス、 インターネット経由で利用するSaaS(Software as a Service)、そして柔軟な拡張性が特徴のクラウドサービスなど、多岐にわたる形態で提供されています。

どのような環境でシステムを運用していても、 システムの安定稼働データの保全は、 事業継続において最も重要な課題であることに変わりはありません。

だからこそ、私たちは冗長化バックアップという2つの柱を軸に、 社員の業務を支えるITインフラの強靱化に日々取り組んでいます。

あらゆる​環境で​必須と​なる​「冗長化」

冗長化とは、システムの一部に障害が発生しても、業務全体が停止しないように、予備のシステムや機器を複数用意しておく仕組みです。 これは、オンプレミス環境はもちろん、SaaSやクラウドサービスを利用している場合でも、その重要性は変わりません。

オンプレミス環境 サーバー機器やネットワーク機器、電源などを物理的に二重化・多重化することで、単一障害点(SPOF:Single Point of Failure)を排除し、システム全体の停止リスクを低減します。
SaaSサービス 冗長性の必要性を確認し、適切な対策を評価・実施することで、サービスの継続性を確保します。
クラウドサービス 複数のデータセンターやアベイラビリティゾーンにシステムを分散配置し、障害発生時にもサービスが継続できるよう冗長化します。

どのような環境であっても、冗長化を徹底することで、万が一のシステム障害時にも業務への影響を最小限に抑え、迅速な業務再開を可能にする取り組みが必要です。

環境に​応じた​最適な​「バックアップ」​戦略

データは企業の重要な資産です。システムの停止だけでなく、誤操作やサイバー攻撃、自然災害など、さまざまな要因でデータが失われる可能性があります。 どのような環境でシステムを運用していても、データのバックアップは事業継続のための最後の砦となります。

オンプレミス環境 定期的にデータバックアップを取得し、異なるストレージや遠隔地に保管することで、データ損失のリスクに備えています。万が一の際には、このバックアップデータからシステムを復元します。
SaaSサービス SaaSは、ベンダー側でデータのバックアップが提供されている場合がほとんどです。しかし、ベンダーのバックアップポリシーに依存するだけでなく、自社で別途バックアップを取得する必要があるケースもあります。SaaSサービスごとに適切なバックアップ運用を検討し、万全を期するように取り組んでいます。
クラウドサービス クラウドサービスでは、データのスナップショット機能や、異なるリージョン(地域)へのデータ複製など、多様なバックアップ・リカバリー機能が提供されています。これらの機能を組み合わせることで、データの保護レベルを高め、あらゆる事態に対応できるようバックアップ体制を強化しています。

オンプレミス、SaaS、クラウドと、IT環境が多様化する現代においても、冗長化とバックアップの重要性は決して揺らぎません。 情報システム部では、これらの多岐にわたる環境それぞれの特性を理解し、 常に最新の技術と最適な運用を取り入れながら、大切な業務とデータを守るための取り組みを続けております。


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