溝端淳平さんにご出演いただいているSky株式会社の新テレビCMでも出てくる「SIer(エスアイヤー)」という言葉。いろいろなところで目にはしますが、なんだかよくわからない……という方もいらっしゃるかもしれません。今日はそんなSIerについて、SIを担う部署で働く社員がご紹介します。
溝端淳平さんが出演している、Skyの新テレビCM「もはやSIer」編、もうご覧になりましたでしょうか?
この「SIer(エスアイヤー)」という言葉、就職活動やITのニュースで目にはするけれど、なんだかよくわからない……という人も多いかもしれません。SIerとは、「システムインテグレーター」という仕事をしている会社や人たちのことです。ざっくり言うと、「会社の仕事に必要なシステムを考えて、組み立てて、動かしてくれる人たち」です。
実は、私自身もSI(システムインテグレーション)を担う部署に所属しており、日々お客様のITまわりのご相談に対応しています。例えば、会社でネットショップを始めたいとします。その場合、ただ商品ページを作るだけでは不十分です。商品の在庫があるかどうかをチェックしたり、注文や支払いの情報をまとめたり、売上を会社の帳簿に記録したり、いろいろな仕組みが必要になります。
これを全部、バラバラのソフトやサービスでやるのは大変です。そこで登場するのがSIerです。「この会社には、こんなシステムが必要だな」と考えて、必要な道具(ソフト)を選んでつなげて、ちゃんと動くようにしてくれます。しかも、使い始めた後のサポートやトラブル対応までしてくれるのです。例えるなら、結婚式の準備をすべてサポートしてくれるプランナーのようなもの。式場、衣装、料理、音響などをバラバラに準備するのはとても大変です。でもプランナーさんがいれば、希望に合わせて最適な組み合わせを考えて、当日もうまく進むように段取りしてくれます。
つまりSIerは、「ITのこと、全部お任せできるプロ集団」です。最近では、クラウドというインターネット上のサービスも当たり前になってきたので、そうした新しい仕組みともうまく組み合わせてくれるのがSIerの腕の見せどころです。
難しいことをわかりやすく整理して、会社の仕事をもっと便利にしてくれる、そんな頼もしい存在でありたいと、私たちも日々頑張っています。