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【めっちゃ​大事】データの​バックアップを​怠って​痛い目を​見た​人の​話

【めっちゃ大事】データのバックアップを怠って痛い目を見た人の話

今回は、データのバックアップの重要性と「3-2-1ルール」についてご紹介します。Sky株式会社では業務で使用するデータはしっかりとバックアップを取っていますが、著者の個人的な体験を交えながら、データ消失のリスクを減らすための具体的な方法を解説します。


はじめに

皆さん、データのバックアップはしていますか?

業務で使うデータはもちろん、個人のスマホで撮った写真も含め、データというデータはすべからくバックアップを取るべきだというのは現代の常識かと思います。しかし、実際あらゆるデータを漏れなくバックアップできているかというと、そうでもないと思います。今回はそんなバックアップに泣いた話をしたいと思います。

なお、これは筆者個人がプライベートでやらかした話です。
Sky株式会社としては業務で使用するデータはしっかりとバックアップを取っていますので安心してください。

終わりの​始まり

先日、中学高校時代に使用していたUSBのデータを、それこそバックアップのためにiCloudに入れようとしていた時のことです。自宅でMacにUSBを接続しファイル転送を行っていると、突如としてMacがUSBを認識しなくなりました。最初は接続不良かと思って何度か挿し直したりMacを再起動したりしてみましたが、一向に読み込みません。USBは挿したら光っていたので通電はしているはずですが、認識がされない。

大したことのないデータしか入っていないUSBであれば「まあ寿命か」で終わらせるところですが、このUSBは私の中高6年間の部活やらなんやらの活動内容すべてが入った、まさに私がその期間を生きた証なわけです。自分が作成した資料だけでなく、撮った写真なんかも大量に入っています。しかもそれは今まさにバックアップを取ろうとしていたことからもわかる通り、まだバックアップを取っていないものなのです。

これに未来永劫アクセスできなくなるのは正直耐えられません。
慌てて近くのデータ復旧屋さんを調べ、泣きそうになりながらUSBを持ち込みました。

終わらない​終わり

調べてもらったところ、USBのデータにアクセスするためのコントローラーが壊れており、一部データは取り出せたが画像などのデータを取り出すには工場に送って作業する必要があるとのこと。しかもそれでも画像データが取り出せるかどうかはやってみないとわからないと言われました。

少しでも可能性があるならお願いしないという選択肢は存在しないので工場に送ってもらいましたが、まぁ皆さんもう展開は読めていると思いますが結局画像データは取り出せませんでした

画像以外のファイルはほとんど復旧できたのでそこはよかったのですが、画像データとなるとより専門的な業者に依頼しなければならず、料金が数十万円になることもよくあるとのこと。 ひとまずデータ復旧料金22,000円をお支払いし、店を後にしました。

それ以降別件で忙しかったのもあり、より専門的な業者への依頼はまだできていません。
正直数十万円の出費は痛いですが、これで私の生きた証、過去の思い出にいつでもアクセスできるという安心感を得られるのであれば必要かつ有意義な投資です。専門的な業者に持って行ってどうなったかは、またいつか別記事で報告したいと思います。

バックアップの​「3-2-1 ルール」

皆さんには私と同じ目に合ってほしくないので、データ復旧屋さんで教わったバックアップ時のルールを紹介しようと思います。皆さん3-2-1 ルールは聞いたことありますか?私は恥ずかしながら知りませんでした。

これは、「米国土安全保障省のサイバーセキュリティー・インフラストラクチャー・セキュリティー庁(CISA)が運営するセキュリティー組織であるUS-CERT(United States Computer Emergency Readiness Team)が2012年に、バックアップをする際に守るべきルールとして提示した」 (引用:ランサムウエア対策に不可欠、バックアップの「3-2-1ルール」とは? | 日経クロステック(xTECH)) もので、

  • 重要なデータのバックアップには3つのコピーファイルを用意(メインデータ×1、バックアップデータ×2)し
  • 複数種類の障害に対応するために2つの異なるタイプのメディアに保存し
  • 1つのファイルはオフサイト(自宅や職場などの自分が拠点とする場所以外)に保存する

というルールです。
原文を読んでみたいという方はData Backup Optionsをご参照ください。

例えば、

  • バックアップファイル①:PC内の別フォルダに保存
  • バックアップファイル②:外付けSSDに保存
  • バックアップファイル③:クラウドストレージに保存

といった方法で、このルールを満たすことができます。

今回私は大切なデータを1本のUSBにのみ保存していたため、このような悲劇に見舞われたわけです。

このルールを満たすのはめんどくさいよ!

という皆さんの心の叫びがWi-Fi越しに聞こえてきますが、落ち着いてください。
まずは、できるところから始めましょう。
これは私見ですが、3-2-1ルールを完全に満たしていなくても、部分的に活用するだけでもデータ完全消失のリスクは下げられると思うのです。

例えば、

  • すべてのデータはクラウドストレージに自動的にバックアップされるようにしておく
  • PCに入っているデータは月1くらいの頻度で外付けSSDにバックアップする

といったことをやるだけでも違うはずです。

少なくとも1か所にしかデータがないという超絶ハイリスクな状況は避けられます。 皆さんは私を他山の石として、安全安心なデータライフを送ってください。

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