IT統括本部 Skyスタイル部 プラットフォーム課に配属された、開発未経験の新入社員が、GitHub Copilotの使用量可視化ダッシュボードを1か月で実装・リリースした経験をご紹介します。複数レイヤーにおける原因特定やコンテナの軽量化といった課題に対し、先輩社員のサポートや生成AIの活用によってどのように乗り越えたか、リアルな試行錯誤をお伝えします。
1. はじめに
皆さん、こんにちは!
私はIT統括本部 Skyスタイル部 プラットフォーム課に所属しています。
プラットフォーム課とは
プラットフォーム課は、社内システムのインフラ基盤を担当する部署です。主な業務として、クラウドサービス構築技術の提供やコンテナ基盤の構築・運用を行っています。また、インフラ基盤のセキュリティ対策にも力を入れており、安全で安定したシステム環境の維持に努めています。
今回は、新人の私が配属されて最初に取り組んだ業務である「GitHub Copilotの使用量可視化ダッシュボードの実装」についてご紹介します!

インフラ基盤を担当するプラットフォーム課で、なぜ最初の業務が開発なのか、疑問に思われるかもしれません。これは、開発未経験だった私が、まずはこの業務を通してSkyスタイル部の開発環境や開発の進め方を知ることを目的として取り組んだものです。
開発経験がないなかでの挑戦
そんな私だからこそ、開発するなかでどのような部分に大きな壁を感じたのか、そして周囲に支えられながらそこから何を得て成長できたのかといった、リアルな経験談や試行錯誤のプロセスをお話しいたします。ぜひ最後までお読みいただけるとうれしいです!
2. プロジェクトの概要
開発の背景
2026年6月のGitHub Copilotの課金体系変更に伴い、組織全体での利用状況把握の重要性が高まりました。
これまで一部の部署が手動で集計・展開していた分析データを、「誰でも・いつでも・自分で確認できるダッシュボード」として開発することになりました。
開発期間
配属直後の1か月間で実装からリリースまでを行いました。
業務内容
GitHub公式が提供する詳細な使用量データを活用し、誰でも直感的に理解できるかたちでグラフ化・ランキング化するダッシュボードの実装です。
3. システム構成
本システムは、GitHubからのデータ取得、データベースへの蓄積、そしてNext.jsを用いたダッシュボードでの可視化というプロセスで構成されています。

4. 実装で難しかったこと
「どこでエラーが起きているか」の原因特定
フロントエンド、バックエンド、そしてコンテナと、システムが複数のレイヤーで構成されているため、エラーが発生した際に「どこに原因があるのか」を特定することすら最初は困難でした。画面が真っ白になったときに、プログラムの書き方が悪いのか、データベースとの接続が切れているのか、認証トークンの問題なのかを切り分ける難しさを痛感しました。
「軽くて速い」を目指した、本番用コンテナ(Dockerfile)の効率化
Kubernetes上でのシステム運用を前提に、「ただ動くコンテナを作る」だけでなく、実運用を想定した構成に苦労しました。コンテナイメージのサイズが大きすぎると、起動速度が遅くなってしまいます。そこで、無駄なファイルや処理を極限まで削ぎ落とした最適なコンテナ化が非常に難しかったです。
5. 難しさをどう乗り越えたか
エラー原因の特定
エラー原因が特定できない問題に対しては、公式ドキュメントやエラーログの1行1行を丁寧に読み解くことから始めました。「この処理で止まっているということは、データベースの接続エラーではないか?」など、自分なりに仮説を立てて検証する習慣をつけました。地道にログを出力してデータの流れを追いかけたことで、システムの仕組みを理解できるようになりました。
先輩方との壁打ち
自分一人だけで考えていては解決に時間がかかることも、課の先輩方に現状のコードを見せながら相談に乗っていただくことで、一気に視界が開けました。コンテナの軽量化(マルチステージビルド等)についても、先輩方から実践的なアドバイスやコード例を教えていただくことで、綺麗な形で実装を仕上げることができました。
生成AIの活用
開発経験がなく行き詰まった際には、生成AIに具体的な作業手順を提示してもらうことで、大きな課題を小さなタスクに分解し、一つずつクリアしていくことができました。また、理解が難しい技術概念については、生成AIによる図解を活用することで、視覚的に全体像を把握できるようになり、効率的なキャッチアップを実現しました。
6. 得た経験・学んだこと
一連の開発プロセスをやり遂げた自信
Next.jsを用いたフロントエンド・バックエンドの実装、Prismaを用いたデータベース操作、Dockerによるコンテナ化、そして本番環境へのリリースに至るまで、一連の開発・公開フローを自分で経験できたことは、本当に大きな自信になり、今後の業務における大きな土台となりました。
自発的に原因を切り分けるデバッグ力
私の所属するプラットフォーム課では、システムの安定稼働やトラブル対応が求められるため、アプリケーションログの解析が非常に重要な日常業務となっています。一連の開発を通してシステム全体を俯瞰し、バグを論理的に切り分け、ログから原因を特定する力が身についたことは、エンジニアとして大きな成長でした。
実際に使ってもらい、感謝されることの「やりがい」
リリース後、部内や社内のメンバーが実際にそのダッシュボードを使って利用状況をチェックし、「すごく見やすくなって助かる! ありがとう! 」と声をかけてもらえました。自分が試行錯誤して作ったものが、確かに誰かの役に立ち、直接感謝される。このときに得られた「やりがい」と感動は、大きなモチベーションとなりました。
7. おわりに
新人としての最初のタスクは挑戦の連続でしたが、Skyスタイル部 プラットフォーム課の皆さんのサポートのおかげで、未経験からでも無事にダッシュボードをかたちにしてリリースすることができました。
これからは、この経験を生かしながら、本来の担当であるインフラ基盤の構築・運用業務に本格的に取り組んでいきます。また、開発の視点を持つことで、開発チームとの連携がよりスムーズになり、より効率的に業務を進めていきたいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

