ソフトウェアやSaaS導入時に課題となる利用規約・ライセンス確認の負荷軽減と品質安定化を目的として、AIを活用した「利用規約エージェント」を導入しました。現場の確認作業を効率化し、申請・審査プロセスを迅速化する本取り組みの概要と、今後の展開についてご紹介します。
AIを活用した「利用規約エージェント」導入の取り組み:確認作業の負荷軽減と品質向上に向けて
業務においてソフトウェアや外部SaaSサービスを利用する際には、事前の利用規約やライセンスの確認が欠かせません。
しかし、これらの文書は長文かつ複雑であることが多く、「確認作業の負荷が高い」「担当者によって確認の品質が安定しない」という課題がありました。
そこで、こうした課題を解決するため、AIを活用して利用規約やライセンスの確認を支援する「利用規約エージェント」を導入しました。
作業負荷を軽減しつつ、一定の品質を担保するためのSky株式会社の取り組みについてご紹介します。
1. 現場における利用規約確認の負荷削減
日本語および英語で記述された利用規約やライセンス文書をAIに読み込ませ、禁止事項・注意点・利用時の判断観点を要約して提示する仕組みを構築しました。
これにより、現場の担当者が一から長文の規約を読み解く負担を大幅に削減しています。
2. 申請・審査プロセスの効率化と品質向上
利用規約エージェントが出力した要約結果を、社内の利用申請時に添付できる仕組みを整えました。
審査を行う情報システム部門は、AIがあらかじめ整理した論点をベースに確認作業を進められるため、確認の抜け漏れを防ぎつつ迅速な審査が可能になります。
3. 現場のセルフコントロール強化と適切なリスク管理
従来は情報システム部門や法務部門が最終的な確認を担っていましたが、本エージェントの導入により、まずは現場の担当者が自己チェックを行い、その結果を基に申請や判断を行う「セルフコントロール」を促しています。 なお、AIエージェントの出力結果はあくまで「補助」であり、最終的な判断は各担当部署にて行っていただくことを明記することで、適切なリスク管理のバランスを取っています。
4. 将来に向けた基盤づくり
現在本仕組みは、一部の部署に限定公開し運用を行っています。
今後はAIの出力品質をさらに向上させ、全社的な公開を目指しています。各種社内ワークフローにも本仕組みを組み込み、会社全体の工数削減とリスク軽減につながる基盤づくりを継続して進めていく予定です。

