Sky株式会社におけるメールセキュリティ対策の取り組みについて、情報システム部が導入を進める「SPF」「DKIM」「DMARC」「BIMI」といった送信ドメイン認証技術を中心に解説します。なりすましやフィッシングメールなどの脅威から企業活動を守り、安全なコミュニケーション環境を維持するための最新の対策をご紹介します。
はじめに:メールセキュリティ対策の必要性とSky株式会社の取り組み
ビジネスコミュニケーションにおいて欠かせないツールである「メール」。しかし、その利便性の裏側で、なりすましやフィッシングメールといった脅威は日々巧妙化しており、企業活動における大きなリスクとなっています。
Sky株式会社では、こうした脅威から自社やお客様を守るため、IT統括本部 情報システム部(セキュリティ対策課)が中心となってメールセキュリティの強化に取り組んでいます。
本記事では、弊社が順次導入を進めている送信ドメイン認証技術「SPF」「DKIM」「DMARC」、およびブランド価値の向上にも寄与する「BIMI」についてご紹介します。
1. 送信元の正当性を証明する「SPF」と「DKIM」
なりすましメール対策の第一歩は、受信したメールが本当に「Sky株式会社から送信された正当なもの」であることを技術的に証明することです。そのために、弊社では以下の2つの技術を導入・活用しています。
SPF(Sender Policy Framework)
弊社ドメインからメールを送信することを許可している、正規のメールサーバーのリスト(SPFレコード)を公開する仕組みです。受信側のサーバーは、弊社を名乗るメールがこのリストに登録されているサーバーから送られたものであるかを確認します。リストにない不正なサーバーから送信されたメールは、なりすましの疑いがあるとして、受信側で迷惑メール等として処理されます。
DKIM(DomainKeys Identified Mail)
送信するメールにデジタル署名(電子署名)を付与する技術です。受信側のサーバーがこの署名を検証することで、メールが送信後に途中で改ざんされていないこと(完全性)、および確かに弊社の正規のドメインから送信されたものであること(真実性)を確認できます。
2. 不正メールの監視と隔離を徹底する「DMARC」
上記の「SPF」と「DKIM」による認証結果を活用し、さらにセキュリティを強化する仕組みが「DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance)」です。
弊社では、SPFまたはDKIMの認証に失敗した(=弊社になりすました疑いのある)メールの取り扱いとして、受信サーバーに対して「隔離ポリシー(p=quarantine)」を宣言しています。これにより、なりすましメールが受信者の受信トレイに届くのを防ぎ、安全性を高めています。
3. 信頼の証しとしてブランドロゴを表示する「BIMI」への対応
強固なDMARCの運用体制を基盤とし、弊社はさらにブランド価値と信頼性の向上を目指して「BIMI(Brand Indicators for Message Identification)」への対応を行っています。
BIMIは、DMARCの認証を通過した正当なメールに対してのみ、対応しているメールクライアント(受信側)の受信トレイ上で、弊社公式ブランドロゴを表示させる仕組みです。メールの送信元が直感的に判別できるようになるため、受信者がフィッシングメールと誤認して開封してしまうリスクを大幅に低減します。
最後に
Sky株式会社では、お客様やパートナー企業の皆さまに、今後も安心して弊社とのメールコミュニケーションを行っていただけるよう、継続的なセキュリティ対策の強化に努めてまいります。

