皆さん、こんにちは。私はSky株式会社の社内システムの管理・運用担当です。「Sky」というと自社商品やお客様のシステム開発のイメージが強いかもしれませんが、私たちのような「社員の業務を支える」チームも元気に活動しています。今回は、先日参加した「SRE Kaigi 2026」のイベントレポートとして、SREの役割が他チームの支援(Enabling)やコスト管理(FinOps)へと拡大している最新動向についてご紹介します。
SRE Kaigi 2026 参加レポート
先日、中野セントラルパークカンファレンスで開催された SRE Kaigi 2026 に、社内のメンバー数名で参加してきました。社員が使うシステムが止まってしまうと、全社の業務に大きな影響が出てしまいます。そこで、他社がどのようにSRE(Site Reliability Engineering)を実践し、信頼性を高めているのかを学ぶため、事例を聞きに行きました。
SREの役割の拡大
実際にセッションを聴講してみると、SREの役割が想像以上に変化・拡大していることに驚かされました。特に印象に残ったのは以下の2点です。
「導入」から「支援(Enabling)」へ
これまで Platform Engineering の文脈で語られることが多かった「支援(Enabling)」ですが、今回のイベントでは SREの重要な役割 として多くのセッションで語られていました。「Embedded SREの終わりを設計する」 や 「SRE Enabling戦記」 といったセッションでは、SREチームが特定のチームに張り付いて(Embedded)問題を解決し続けるのではなく、最終的にはそのチームが自分たちで信頼性を担保できるように「自立を支援する」プロセスの重要性が説かれていました。
守備範囲の「拡張」
システムの可用性だけでなく、「セキュリティ」や「コスト(FinOps)」までSREの領域が広がっていました。特にハッとさせられたのが、「予期せぬコストの急増を障害のように扱う――『コスト版ポストモーテム』の導入」というセッションです。クラウドコストの最適化は社内システムでも頭の痛い問題ですが、予期せぬコスト増を「システム障害(インシデント)」と同じレベルの重大事として扱い、振り返り(ポストモーテム)を行う。といった内容でした。コストを「信頼性」の一部として扱う視点は非常に新鮮で、すぐにでも取り入れたい運用だと感じました。
技術書10%OFFの誘惑
個人的に一番テンションが上がった場所をご紹介します。それが 書籍販売ブース です。なんと会場限定で、技術書が全品10%OFF で販売されていたんです!ついついまだ買っていなかった本を2冊買ってしまいました。「積読」にならないよう、まずは自宅のデスクに飾ってモチベーションを高めてから(?)、少しずつ読み進めていこうと思います。
まとめ
今回のSRE Kaigi 2026への参加を通じて、SREの役割がますます重要になっていることを実感しました。特に「自立を支援する」プロセスや、コストを信頼性の一部として扱う視点は、今後の運用に大いに役立つと感じました。これからも社員のみなさんが快適に業務を行えるよう、私たちのチームは日々努力を続けていきます。
皆さんも、ぜひ一度SREの世界に触れてみてはいかがでしょうか?新しい発見がきっとあるはずです。

