みなさんこんにちは。Sky株式会社では、全社員が利用できる独自の生成AIシステム「SkyAI」を開発し、業務の効率化を図っています。「SkyAI」は、私たち社員をサポートしてくれる頼もしいパートナーですが、プライベートではMicrosoft Copilotも欠かせない存在です。この記事では、Microsoft Copilotの利用可能なモデルやその活用方法について、私の体験を交えながらご紹介します。
Microsoft Copilotで利用するモデルの違いについて
Microsoft Copilotでは利用するモデルを選択することができるのですが、どのような違いがあるか気になったので、文章生成AIのサービス・モデルを少し整理してみました!
ChatGPT
- 開発元: OpenAI
- 公開時期: 2022年11月
- 特徴:
- 自然な文章で対話可能
- 報告書や議事録の作成など業務の効率化
- GPT-4o(マルチモーダル対応)と、推論特化型のo3-mini/o4-miniが主力
- 得意分野:
- 文書作成
- アイデアやキャッチコピーの考案
- 最新モデル: GPT-4o
- マルチモーダル機能に特化し、テキスト、音声、画像の生成が可能
Gemini
- 開発元: Google
- 公開時期: 2023年2月
- 特徴:
- 文章、画像、動画の生成が可能なマルチモーダルAI
- 質疑応答やプレゼンテーションの作成に活用
- Googleの膨大な検索結果を基に学習
- 得意分野:
- プレゼンテーション資料の作成
- 画像や動画を含むコンテンツの生成
- ビジネスメールの要約
- 最新モデル: Gemini Advanced
- 高度なマルチモーダル機能を持ち、テキスト、画像、音声、動画の生成が可能
Claude
- 開発元: Anthropic
- 公開時期: 2023年3月
- 特徴:
- 安全性と倫理性に特化
- テキスト、画像、音声の処理が可能
- 質疑応答、文章生成・要約、翻訳など多岐にわたるタスク
- 長文データの処理に優れ、最大10万トークンまで対応
- 得意分野:
- 会議議事録の要約
- 研究論文の要点整理
- 長文の翻訳や編集
- 最新モデル: Claude3
- 高度な自然言語処理能力と倫理的な判断能力を兼ね備えたモデル
他社の技術やサービスにも影響を受け、いずれも最新モデルの説明は似通ったものになっていますが、ChatGPTは自然な対話と文章生成、Geminiはマルチモーダルな入力と出力、Claudeは倫理性特化による長文や専門文章の処理といったように、発展の流れが各モデルの強みにつながっているのかなと思いました。
分野や利用サービスによってよく聞く生成AIモデルも変わってくると思いますが、今回はこちらの3つを挙げてみました。記事作成をきっかけに調べてみましたが、とてもおもしろかったです! 皆さんもぜひ、目的によって使い分けてみてください。