Sky株式会社の情報システム部では、自社パッケージソフトウェア「SKYSEA Client View」の新バージョンが市場リリースされる前に、社内で先行運用を行う「社内モニター」に取り組んでいます。この活動は、商品の品質向上に貢献するだけでなく、自社内のIT環境におけるセキュリティ対策にもつながる重要な取り組みです。今回はその内容について簡単にご紹介します。
情報システム部とは?
従業員が安全かつ快適に利用できるインフラとセキュリティ環境の提供を行っています。複数のチームがあり、インフラチームはITインフラの設計・運用を、セキュリティチームは情報セキュリティの管理を、管理チームは機器やソフトウェアの運用管理を担当し、連携して業務を行っています。
社内モニターの流れと取り組み内容
①管理サーバーのバージョンアップ:安定性と互換性の検証
管理サーバーのソフトウェアをバージョンアップし、既存の構成との互換性や動作安定性を確認します。特に、クライアントソフトウェアのアップデートやポリシー配信、ログ収集などの主要機能が正常に動作するかのチェックを行います。
②クライアントのバージョンアップ:現場の使いやすさを重視
社員が使用するPC端末に対して段階的にクライアントソフトウェアのアップデートを配信し、操作ログの取得やポリシーの適用状況を確認します。新バージョンの仕様変更や新機能追加が、現場の業務にどのような影響を与えるかを実際に動作確認し、ユーザー視点でのフィードバックを収集しています。
③新機能の活用検証:実運用に即した活用検証
新たに追加された機能については、実際の社内業務を想定したユースケースを作成し、社内で活用検証を行います。
必要に応じて、社内の運用ルールや教育資料の見直しも行います。
④自社活用レポートの作成:知見を社内外に還元
社内モニター運用を通じて得られた知見を自社活用レポートとしてまとめ、お客様向け情報誌『SKYSEA Client View NEWS』に掲載しています。また、開発部署へフィードバックを提供することで、商品の品質向上にも貢献しています。
まとめ
情報システム部では、単に「SKYSEA Client View」を自社内のIT環境に導入・運用するだけでなく、商品の完成度を高める「支える側」としての役割も担っています。
社内モニターの取り組みを通じて、より安全で快適なIT環境づくりに貢献し、社員の業務を裏方から支えています。

