みなさん、こんにちは!今日は、現在私が対応している「アノテーション業務」と、その活用例についてお話しします。AIの分野ではなくてはならない業務であり、皆さんのお役に立てていることに大変やりがいを感じています。
アノテーションとは
アノテーションとは、データやテキストに対して追加情報やメタデータを付与すること。
機械学習やデータ分析の分野では、データセットに対してラベルをつける作業を指します。
例えば、動物の画像データに対して「これは犬」「これは猫」などの情報を付与するイメージです。
文章にするととても簡単な作業に思われがちですが、実際はもっと複雑で細かいデータを一枚の画像に対して大量に付与していくため、とても大変な作業です。
アノテーションの活用例
アノテーションによって情報を付与された画像データをコンピューターに学習させることで、コンピューター自身でさまざま判断や判別ができるようになります。 その結果、多くの分野で私たちの生活が便利になり効率も向上します。ここで活用例を何点かご紹介します。
画像分類
画像に「犬」「猫」などの情報を付与することで、何の画像かコンピューターが判断する。
例:アプリがペットの写真を認識し、自動で「これは犬です」と教えてくれる
物体検出
画像から対象の物体を見つけ位置を特定する。
例:自動運転車のカメラが周囲の車や歩行者を検知して安全に運転する
画像セグメンテーション
画像を細分化し、各部分が何を表しているのか特定する。
例:医療現場で画像内から腫瘍や臓器の位置を特定する
顔認識
画像内の顔を認識し、それが誰かを特定する。
例:スマートフォンの顔認証機能
自動キャプション生成
画像を分析し説明文を自動で作成する。
例:画像内容を音声に変更する
強化学習
コンピューターが試行錯誤を繰り返して学習し、物体認識や環境理解を行う。
例:ロボット掃除機が部屋の障害物を認識して効率的に掃除をする
アノテーション業務の魅力
日々アノテーション業務を行うなかで、楽しいと感じた点をご紹介します。
カメラの最新認識情報を知ることができる
次に実装される機能をいち早く知ることができます。中には驚くような対象もあり、カメラの奥深さや楽しさを味わえます。
癒やされる実施対象も
人や動物、乗り物などさまざまな画像を取り扱うため、時にはかわいい動物に癒やされながら確認作業を行えます。
最後に
今後スマートフォンのカメラやデジタルカメラを使用する際、顔の上に四角い枠が出てきたときに「アノテーション業務を行っているから、カメラが人の顔を認識できるんだ」と思い出していただけるとうれしいです。