みなさん、こんにちは!Sky株式会社もAIの活用をどんどん進めています。今回は、SkyエンジニアがAIを使ったプログラミング学習について、ご紹介します!
プログラミング初心者がイメージどおりのプログラムを作成できるようになるには、たくさんの学習が必要です。
中には途中で挫折してしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな挫折を回避するために、AIをプログラミング学習に活用する方法をご紹介します。
AIを「原理を教えてくれる先生」として活用する
プログラミング作成中にエラーが発生したとき、AIに「エラーを修正してください」ではなく「エラーの原因として考えられることを教えてください」と質問することをお勧めします。
AIにエラーを修正させた方が効率が良いと思われがちですが、AIが出した回答が必ずしも正しいとは限らず、最終的には自身で判断しなくてはいけません。正しい情報を得るために、まずはAIから「原理」を教わりプログラミングの知識を深めることが必要です。
メリット・デメリット
AIを活用したプログラミング学習には、メリットとデメリットがあります。
メリット
- 質問に対してさまざまな回答をしてくれる(言い回し、言い換え、例など)
- 時間や場所を問わず気軽に質問できる
- 情報を整理して回答してくれる
- 必要な形式で回答してくれる(要点のみ、イメージ図など)
デメリット
- 曖昧な質問では正確な回答がもらえない
- 常に正しい情報とは限らない
使用方法
実際にどのような質問をするか、例を基にご紹介します。 使用するAIは「ChatGPT」「Gemini」など使い慣れたもので構いません。
【例】 Javaで「ArrayIndexOutOfBoundsException」エラーが発生した
# 指示
以下のエラーメッセージから問題が発生すると思われる原因を10個表示してください。
関連するサイトのリンクを掲示してください。
また、今回のエラーが発生するサンプルプログラムを作成してください。
# 条件
- 言語はJava
- できるだけ公式サイトを利用する
- 箇条書きで要点をまとめる
- 要点のイメージ図を作る
# エラーメッセージ
ArrayIndexOutOfBoundsException
AIに上記内容で質問をして回答を確認します。必要な情報が得られなかったときは質問を繰り返します。
今回は「サンプルプログラムの作成」を指示し、条件として「箇条書き」「イメージ図」を指定しました。
これは文章を読み、頭の中にイメージを作成して理解するタイプ向きの質問です。
自身に合った質問を見つけることが、効率的な学習につながります。
AIを良いパートナーに
AIを活用するためにはうまく言語化することが大切です。 人に質問する場合は、会話の流れやその場の雰囲気を感じ取り「いい感じ」に回答をもらえますが、 AIに質問する場合は、こちらから「いい感じ」を文章にして要求する必要があります。 情報を整理し、わかりやすく言語化することは自己理解にもつながるので、 自身の成長のためにもAIを良いパートナーとして活用することをお勧めします。