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教育現場視点 SKYMENU Cloud

教育現場視点 SKYMENU Cloud

皆さんこんにちは。私はSky株式会社で勤務している「元教員」の社員です。今回は私がなぜ民間企業のSky株式会社に転職したのか、また日々どんなことをしているのかをお話ししながら、実際に弊社商品の「SKYMENU Cloud」に教育現場視点が取り入れられた機能をご紹介したいと思います。


教育現場経験者の​役割

私は「元教員」です。以前こちらの記事でご紹介のあった、教育現場の経験者として、より一層先生の立場に立ったサービスの提供や企画を行っています。

自身に​ついて

私は中学校の技術科を担当する教員として、約20年間勤めていました。教員時代は、情報教育の担当から、校務や授業におけるICT活用推進の担当、また主幹教諭として子ども主体の授業づくりの研究推進の担当も行っていました。最終的には教育委員会の指導主事になり、GIGAスクール構想推進の担当として、端末の整備から学校現場での活用支援の業務を行っていました。

端末の整備、活用促進を進めていくなかで、デジタルによって子どもたちの学びのかたちが大きく変容していく様子を目の当たりにしました。子どもたちを中心とした新しい授業のかたちへの変換は以前から求められ続けてきていましたが、デジタルの“ツール”を投入することで、大きな変化を実現することができたことにさまざまな思いを抱きました。そんななか、自分のこれからのキャリアを考えたときに、このような子どもたちの学びの可能性を広げる“ツール”を開発、普及させる側から日本の教育の授業改革を行っていくことを次のステージにしようと決意したことが、教育現場から民間企業に転職をした背景です。

どのような​業務を​行っているか

業務内容は多岐にわたりますが、すべてにおいて通ずるのは、実際の教育現場で得てきた専門的な知見と経験を基に「教育現場視点」で考える役割を担っていることです。

学校の先生が何を求めているのか、子どもたちのこれからの学びには何が必要なのか。

その根底となるのが、文部科学省が進めるGIGAスクール構想です。教育現場の経験と知見を持って、日本の教育のこれからのかたちを支援するデジタルツールの企画と、より学校に寄り添った活用支援を行い、豊かな教育環境の実現と、企業の成長をWin-Winに実現させていくことが、私の役割だと思っています。

教育現場視点で​改良された​「SKYMENU Cloud」

Sky株式会社はGIGAスクール構想における1人1台端末を活用した学びを支援する学習支援ツール「SKYMENU Cloud」を開発しています。

私は入社以来、機能改善の仕様検討や、新機能の企画の中心を担っています。その中で一番大事にしていることは、学校の授業を実際に見ながら得た気づきです。そんな気づきから生まれた機能の一つを紹介します。

他者の​考えを​自分の​タイミングで​参照する​ことができる​「ライブ公開提出箱」

SKYMENU Cloudに搭載している「提出箱」は、提出した時点での「発表ノート」の内容が確認できる機能です。「ライブ公開提出箱」は、この「提出箱」をさらに多くの場面で活用いただけるように機能を拡充。提出後も随時作業内容が反映され、常に最新の「発表ノート」を互いに共有できます。これにより、子どもたちは他者の作品や考え方を、それぞれのタイミングで参照しながら作業できるようになり、子ども主体で学びを進める授業の推進に大きく貢献するシステムとなっています。

この機能を企画した発端は、実際に学校の授業を参観しているなかで得た気づきが基となりました。

2年ほど前になりますが、OS標準のスライドツールで作成したクラス全員分のシートを用意したファイルをクラス全体で共有し、ほかの子の作業状況をリアルタイムで参照し合いながら作業を行う授業形態をよく見るようになってきました。その授業を初めて見たとき、参照し合うタイミングを子どもたち自身に委ねることで、こんなにも子どもたちは主体的に学習に取り組むことができるのかと感動しました。

しかしながら、この方法では、必要としていないときにも他者の作業状況が目に入ってしまったり、他者の作業スペースを誤って消してしまったりと、課題があることも気になりました。

そこで、どんな先生でも、子どもたちでも、安心して簡単に他者を参照する授業ができるように企画したのが、この「ライブ公開提出箱」です。

実際の授業の様子をSKYMENUのYouTubeチャンネルでご紹介しています。
SKYMENU Cloud実践事例 子どもが主体的になる授業デザイン
プライバシー保護のためモザイク処理をしておりますが、当日、現場にいた私は、子どもたちの生き生きとしたまなざしに感動し、涙がにじみ出たことを今でも覚えています。

子どもたちが主体的に生き生きと学びを進める姿が全国の教室で見られるようになるため、これからも「教育現場視点」で商品の企画を進めていきます。

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