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SKYDIV Desktop Clientの​HTTPゲートウェイサーバー 第2回 HTTPゲートウェイサーバーの​中継の​仕組み

SKYDIV Desktop Clientの​HTTPゲートウェイサーバー 第2回 HTTPゲートウェイサーバーの​中継の​仕組み

SKYDIV Desktop ClientのHTTPゲートウェイサーバーが、HTTP/HTTPSプロトコルを使用して画面データやマウス・キーボードの情報を中継する仕組みについて説明しています。オフィスのPCと自宅のPC間でのデータ転送を実現する方法を具体例を交えて紹介しています。

今回は SKYDIV Desktop Client の HTTP ゲートウェイサーバーがデータを中継するための仕組みについて、ご紹介します。

はじめに

前回ご紹介いたしましたが、HTTP ゲートウェイは、HTTP/HTTPS プロトコルを使用して通信データ(ペイロード)を中継しております。

前回の​記事

HTTP/HTTPS プロトコルは、サーバーに要求を送信し、その応答として結果を受け取るシンプルなプロトコルです。
サーバーにデータを送信したい場合には要求にデータを含めるといったことも可能です。

前回同様にSKYDIV Desktop Client Remote Access Services の使用例にてご説明いたしますので、中継するデータとしては画面データやマウス・キーボードの情報などになります。

画面データの​中継

まず、画面データからご説明します。

画面データは画面転送を行うためのデータで、デスクトップのキャプチャと考えていただくとわかりやすいかと思います。
「オフィスのPC」でデスクトップをキャプチャして「自宅のPC」でそれを表示し、連続して行うことで画面転送が実現されています。

HTTPゲートウェイサーバーへの​接続

最初は、HTTP ゲートウェイサーバーに「自宅のPC」と「オフィスのPC」から接続します。
HTTP ゲートウェイサーバーは接続されたこの2台をID等で紐づけてペアとして管理します。

画面データ送信

「オフィスのPC」はデスクトップをキャプチャし、画面データをHTTP ゲートウェイサーバーに送信します。
サーバーにデータを送信することになるため、要求に画面データを含めています。

画面データ受信

HTTP ゲートウェイサーバーは画面データが届くと、ペアとなるもう片方の接続の応答として送信します。
その結果「自宅のPC」で画面データが受信されます。

「自宅のPC」は受信した画面データを連続で表示することで画面転送が実現されます。

前回クライアント/サーバーが二組あるような構成とご説明しましたが、画面データの送信側(オフィスのPC側)と画面データの受信側(自宅のPC側)がそれぞれクライアント/サーバーの構成となっており、HTTP ゲートウェイサーバーが中継する(受信データを応答データに変換する)ことで「オフィスのPC」と「自宅のPC」がつながっている動作を実現しています。

マウス・キーボードの​中継

マウス・キーボードに関しては、「自宅のPC」→「オフィスのPC」の方向に中継されます。

画面データと逆方向となりますが、転送の仕組みは画面データと同じになります。
また、画面データとマウス・キーボードのデータは同時に中継されるため、合わせると下記のようなデータの流れとなります。

HTTP/HTTPS プロトコルはペイロードの自由度が高いため、このように画面データやマウス・キーボードなど用途に応じたデータ転送に活かしています。

まとめ

2回目である今回は、HTTP ゲートウェイサーバーのデータ中継の仕組みについてご紹介しました。

次回は、HTTP ゲートウェイサーバーの使用しているフレームワークなどについてご紹介します。


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