Excelの表を使った検索をする中で、「この言葉から始まるけど、続きはなんだったっけ…?」といったように、特定のキーワードを含むものを調べたいと思ったことはありませんか?
今回は、以下の表を使って「この言葉から始まる」「この言葉で終わる」といった検索をXLOOKUPと組み合わせて行ってみます!
実践してみよう!
A列「商品名」が「食」から始まる商品の価格を調べてみましょう!
この場合、Excelでは以下のように記載します。
=XLOOKUP("食*",A2:A11,C2:C11,"見つかりませんでした",2)
すると、「食パン」の価格にあたる「150」が表示されます!
このとき、「食」から始まる商品が見つからなかった場合は「見つかりませんでした」と表示されます。
「食*」とはどういう意味?
今回は、「A2:A11セルの中から「食*」を探してください」という指示をしています。
この「*」は任意の文字列を表します。
つまり、「食事」や「食パン」など、「食」から始まる言葉が当てはまります。
最後の「2」はどういう意味?
「一致モード」におけるワイルドカードの指定をしています。
この値は省略可能で、「=XLOOKUP("食パン",A2:A11,C2:C11)」のように何も書かなかった場合は「完全一致」を表します。
ですが、あいまい検索を行う場合は、明示的に「2」を指定する必要があります。
「2」を指定することで、「*」や「?」などの記号を使用して検索することができます。
その他のあいまい検索もやってみよう!
あいまい検索は「〇〇から始まる」だけではありません。
〇〇で終わる、文中に〇〇が含まれる、といった検索もできます!
条件 | 数式 | 結果 |
---|---|---|
商品名が「食」で始まる | =XLOOKUP("食*",A2:A11,C2:C11,"見つかりませんでした",2) | 150 |
商品名が「粉」で終わる | =XLOOKUP("*粉",A2:A11,C2:C11,"見つかりませんでした",2) | 300 |
商品名に「ん」が含まれる | =XLOOKUP("*ん*",A2:A11,C2:C11,"見つかりませんでした",2) | 100 |
商品名に「麺」が含まれる | =XLOOKUP("*麺*",A2:A11,C2:C11,"見つかりませんでした",2) | 見つかりませんでした |
その他のあいまい検索もやってみよう!
「あいまい検索」を活用すると、検索の幅がとても広がります。
ぜひ試してみてください!