プロジェクトマネジメントをする上でリスク(将来起こる可能性のある問題)を抽出し、問題になる前に対処するのが望ましいです。
しかし、例えばプロジェクトリーダーが不慮の事故で離脱するといったリスクを考えた場合、これが起きてしまった場合のプロジェクトへの影響は大きいかもしれませんが、可能性は極めて低いと思います。
そのためリスクマネジメントにおいては、発生確率と影響度を掛け合わせ、数字が大きいほど対応優先度を高くする「発生確率・影響度マトリックス」という表があります。
以下が一例です。
発生確率 \ 影響度 | 大 | 中 | 小 |
---|---|---|---|
高(70%~) | 高 | 高 | 中 |
中(30~70%) | 高 | 中 | 低 |
低(~30%) | 中 | 低 | 低 |
各リスクについて、発生確率と影響度を設定し、上述のようなマトリックスに当てはめることで、優先度の高いリスクから対応することができます。
リスクは感覚値になりがちですが、このように定量的に優先度を決めることで効率よくリスクマネジメントができると思います。