Excelには様々な便利機能があります。
今回は「条件を指定した集計」のご紹介です。
あるお店の店舗ごとの売り上げをまとめた表を作成しました。
上記の表から、東京店の情報を集めてみましょう!
1.COUNTIFS関数を使って東京における商品ごとの販売数を計算しよう!
まずは「東京店」における「商品A」の販売数を計算していきます。
ポイントは以下2つを「どちらも満たしていること」です。
①「店舗」が「東京」であること
②「商品名」が「商品A」になっていること
このように複数の条件があるなかで該当する数を数えたい場合は、COUNTIFS関数を利用します。
ここでは、「=COUNTIFS(D2:D6,"東京",B2:B6,"商品A")」と入力します。
ここからは書き方の解説です。
COUNTIFS関数は、「範囲」と「条件」のセットを複数記載することができます。
今回の場合だと、以下のようになります。
①「店舗」が「東京」であること
⇒D2セル~D6セルの値が「東京」になっていること
②「商品名」が「商品A」になっていること
⇒B2セル~B6セルの値が「商品A」になっていること
この2つの条件をどちらも満たすものの個数を計算します。
つまり、2行目と4行目の合計2個、ということですね。
同じように、商品Bを調べたいときは「=COUNTIFS(D2:D6,"東京",B2:B6,"商品B")」とするだけでOKです!
このように複数の条件が一致する個数を調べるときに、COUNTIFS関数が大活躍します。
2.SUMIFS関数を使って東京における商品ごとの売上合計を計算しよう!
次は「東京店」における「商品A」の売上合計を計算していきます。
ポイントは以下2つを「どちらも満たしていること」です。
①「店舗」が「東京」であること
②「商品名」が「商品A」になっていること
先ほどと全く同じですね。
今回は「SUMIFS関数」を使って計算します。
ここでは、「=SUMIFS(C2:C6,D2:D6,"東京",B2:B6,"商品A")」と入力します。
やっぱりCOUNTIFS関数のときとほぼ同じですね。
ここでのポイントは「何の合計を計算したいのか?」という指定です。
今回は「売上金額」の合計を計算したいので、この数値が書かれている場所(C2セル~C6セル)を指定する必要があります。
このとき、()の先頭にセルの場所を記載するようにしてください。
「=SUMIFS(C2:C6,D2:D6,"東京",B2:B6,"商品A")」
これだけで計算ができてしまいました!
このようにExcel関数を使うと、複雑な計算を任せることができます。
ぜひ試してみてください!