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エンジニアでなくても​覚えると​役立つ VBA ④

エンジニアでなくても​覚えると​役立つ VBA ④

この記事では、VBA(Visual Basic for Applications)の「マクロの記録」機能について説明しています。ユーザーが実行した操作を自動的に記録し、VBAコードとして生成する方法を具体的に紹介し、繰り返し行う操作や複雑な手順を自動化する手助けをします。

前回に引き続き、VBA(Visual Basic for Applications)についてご紹介いたします。

前回の​記事

公開予定

基本的な使用方法
VBAの基本構文
オブジェクトモデルの理解
④ マクロの記録 【今回の記事】
⑤ デバッグ技術
⑥ リファレンスの活用

例では、Excelを用いて説明します!

本編

今回は、「④ マクロの記録」について、紹介したいと思います!

マクロの記録機能は、ユーザーが実行した操作を自動的に記録し、VBA コードとして生成する機能です。
これにより、繰り返し行う操作や複雑な手順を自動化することができるため、
コードを書いたことがない方やVBAを理解できていない方にとって非常に便利です。

ではさっそく具体的なVBAマクロの記録の方法をご紹介します。

1. Excelなどの​Officeアプリケーションを​開き、​ ツールバーの​「開発」​タブを​クリックします。

開発タブが表示されていない場合は、オプション設定で表示させる必要があります。
基本的な使用方法で「開発タブ」の表示方法を紹介しています。

2. ​「マクロの​記録」​ボタンを​クリックします。

3. マクロの​記録ダイアログボックスが​表示されますので、​設定情報を​入力します。

今回は、以下の設定で記録してみます。

  • マクロ名:Macro1
  • ショートカット:Ctrl+r
  • マクロの保存先:作業中のブック
  • 説明:テストマクロ

4. ​「OK」​ボタンを​クリックすると、​マクロの​記録が​開始されます。

5. 自動化したい​操作を​行います。

今回は、以下の操作を行います。

  • A1セルを選択
  • A1セルをコピー
  • B1セルを選択
  • B1セルへペースト

6. 自動化したい​操作が​終了したら、​「記録終了」​ボタンを​クリックして​記録を​停止します。

7. ​「Visual Basic」を​クリックし、​作成された​モジュールを​確認します。

すると、操作に合ったコードが自動で生成されています。

生成されたコードは、操作した内容を反映しているためコードを書いたことがない方やVBAを理解していない方でも、操作した内容を元にマクロを作成することができます。
生成されたコードを理解することで、より柔軟なカスタマイズやトラブルシューティングが可能になります。

ただし、生成されたコードはあくまで自動生成されたものであり、最適化や修正が必要な場合もあります。

そのため、➀~③で紹介したVBAの基礎知識や文法を学ぶことで、より高度なマクロを作成することができます。
ぜひ、「マクロの記録」機能を使ってみてください!!!


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