Excelにおいて、表の検索といえばVLOOKUP関数やHLOOKUP関数が有名ですが、これらの関数はどうやって使えばいいのか、複雑に感じて敬遠している方も多いのではないでしょうか。
XLOOKUP関数は、2019年8月28日から利用できるようになった比較的歴史の浅いものですが、とてもシンプルな書き方ができるのです!
ここでは、簡単な使い方を紹介させていただきます。
どんな場面で利用するの?
東京、大阪、名古屋で人口の多い地域Top5の住所一覧を作成しました。
「郵便番号」を入力すると、それに対応する「住所」を調べてくれる。
そんな検索をする際にXLOOKUP関数が活躍します!
XLOOKUP関数の使い方
書式は以下のようになります。
=XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り配列, [見つからない場合], [一致モード], [検索モード])
では、先ほどの実行例ではどのように書いていたかというと
=XLOOKUP(D2,A:A,B:B)
たったこれだけでした!
Excel関数では、 [ ] の部分は省略することができます。
なので今回は、「検索値」, 「検索範囲」, 「戻り配列」と呼ばれる3つの情報を指定するだけで検索することができました!
具体的に何をしていたのか?
それでは、先ほどの数式の意味を説明します。
それぞれ以下のセルを指定して記載していました。
- 検索値 ... D2
- 検索範囲 ... A:A
- 戻り配列 ... B:B
簡単に説明すると、
A列の中から D2セルに書かれた値を調べてください。
見つかった場合は、B列の同じ行に書かれた値を教えてください。
という意味合いになります。
例えば、実行例のようにD2セルに「132-0000」と入力した場合は
① A列から「132-0000」を探す ⇒ A5セルに同じ値を発見!
② B列の同じ行を探す ⇒ B5セルに書かれた「東京都江戸川区」を教えてあげよう!
といった流れになります。
まとめ
このように、XLOOKUP関数は表の検索をするのにとても便利な仕組みです。
ぜひみなさまも使ってみてください!