VBA(Visual Basic for Applications)とは、Microsoft Office製品(Excel、Word、PowerPointなど)で使用されるプログラミング言語です。
プログラミング言語と聞くと、開発職しか使う場面ないな~!と感じますが開発職以外の職種でもよく使用されるExcelやWordなどで活用できるので、覚えておくと作業効率化がかなり上がります。
基本的な使用方法はそこまで難しくないので、習得しておくとかなり役立つと思います!
VBAを初めて学ぶ人には、基本的なトピックを学ぶことが重要です!
連載予定は以下のとおりです。 今回は「➀ 基本的な使用方法」について、紹介したいと思います。
連載予定
➀ 基本的な使用方法
② VBAの基本構文
③ オブジェクトモデルの理解
④ マクロの記録
⑤ デバッグ技術
⑥ リファレンスの活用
※例では、Excelを用いて説明できればと思います!
ではさっそく、VBAの基本的な使用方法を説明していきたいと思います。
ぜひ、手元で操作しながら読んでみてください!
1. Excelを開きます。
2. 「開発」タブを表示するために、Excelの上部メニューバーで「ファイル」→「オプション」を選択します。
3. 「オプション」ダイアログボックスが表示されたら、「リボンのユーザー設定」を選択します。
4. 「メイン タブ」の一覧から「開発」をチェックし、「追加」→「OK」ボタンをクリックします。
5. 「開発」タブが表示されたら、VBAを使いたいExcelファイルを開きます。
6. 「開発」タブの「Visual Basic」をクリックします。
7. 「Visual Basic for Applications」エディタが開きます。
8. エディタ内で、新しいモジュールを作成するために「挿入」→「モジュール」を選択します。
9. モジュール内にVBAコードを記述します。
ExcelでVBAを使用するための基本的な手順は上記で完了です。
VBAを使用することで、Excelの機能を自動化したり、カスタマイズしたりすることができます。
主なExcel VBAの使用例は、こちらです。
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操作を自動化するマクロの作成
Excel VBAを使用して、繰り返し行う作業や手順を自動化したり、大量のデータを自動的に集計したり、処理したりすることができます。
たとえば、特定の操作や計算を自動的に実行するマクロを作成し、ボタンやショートカットキーに割り当てることで、作業の効率化やミスの軽減が図れます。 また、複数のシートやブックのデータを統合して集計する、特定の条件に基づいてデータをフィルタリングする、データの整形や変換を行うなどの作業が可能です。
VBAは、ExcelやAccessなどのMicrosoft Office製品との高い互換性があり、簡単にマクロを作成することができます。 -
レポートやダッシュボードの作成
Excel VBAを使用して、見やすいレポートやダッシュボードを作成することができます。
たとえば、データの可視化やグラフの作成、条件に基づいてデータを表示するなどの機能を組み込むことができます。 -
ユーザーインターフェースの拡張
Excel VBAを使用して、ユーザーインターフェースを拡張することができます。
たとえば、ユーザーフォームを作成してデータの入力や選択を行う、ボタンやメニューを追加して特定の機能を実行するなどの操作が可能です。
VBAは、プログラミング初心者にも扱いやすく、プログラミングの基礎を学び、実践的なプロジェクトに取り組むことで、作業効率化のスキルを向上させることができます。
他にもさまざまな使い方があるので、ぜひ自身のしたい理想の処理を形にできるようになれればと思います!
使用されている方も多くいらっしゃると思いますが、ぜひ触ったことがない方は触ってみてください!!!