SKYSEA Client Viewでは管理対象のパソコンとネットワーク通信できていないと正しく管理することができません。
そのためパソコンのネットワーク周りの対応をすることも稀にあり、そういったときに役に立つ(かもしれない)DOSコマンドの紹介となります。
最近では有線LAN、無線LAN以外に、VPN接続に利用する仮想ネットワークインターフェースなどパソコン側のネットワークインターフェースが複数あります。 有線と無線では、どちらかしか有効にならないように制御されていて、同時利用の際は、メトリックによって優先度が決まるなど色々と条件があります。
何か問題起きたときに調査する場合、実際にどのインターフェースが通信に利用されているか特定して行く必要があります。
そういった場合に、OSのUI上で確認するほかに、コマンドプロンプトでも確認することができます。
ネットワーク系DOSコマンドとして、有名どころとしては、PING、Tracert、Arpなどありますが通信しているインターフェースを確認するには、Tracertの上位版と言えるような「PathPing」コマンドを利用します。
コマンドプロンプト上で、「PathPing 接続先(IPでまたはホスト名)」実行します。
ちなみにHELPコマンドで確認したオプションは下記です。
動きとしてはTracertのルート確認に加えて、伝送損失まで計測してくれる優れモノです。
Tracertでは、1つ目の接続先の情報から表示されますが、PathPingでは0ホップ(自インターフェース)のIPも表示されます。
そのため、対象接続先との通信で使用しているインターフェースのIPアドレスを特定することが簡単にできます。
多数NIC環境や個別でルーティング設定追加、VPNでローカルブレイクアウトなどしている場合の確認などでも利用できますので、機会があれば活用して頂ければと思います。