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生成AIを​活用した​テスト技法

生成AIを​活用した​テスト技法

ソフトウェアテストはホワイトボックス、ブラックボックス、グレーボックスの3種類に分類され、生成AIを活用してテスト技法を自動作成可能です。デシジョンテーブルを例に、効率的なテスト設計とセキュリティ対策の重要性を説明します。

ソフトウェアテストは、ホワイトボックステスト・ブラックボックステスト・グレーボックステストの大きく3つに分類されます。 これらのテストにおいて利用する「テスト技法」は、条件を的確に整理するだけで、生成AIによって自動で作成することが可能となっています。

ホワイトボックステスト

  • 制御フローテスト
  • データフローテスト
  • 条件網羅テスト
  • 判定条件網羅テスト
  • ループテスト
  • パス網羅テスト  など

ブラックボックステスト

  • 同値分割法
  • 境界値分析
  • デシジョンテーブルテスト
  • 状態遷移テスト
  • ユースケーステスト
  • ペアワイズテスト など

グレーボックステスト

  • コードカバレッジ分析
  • パスカバレッジ
  • 機能テスト
  • ユーザビリティテスト
  • 経験ベースのテスト  など

この中から、一例として「デシジョンテーブル」を使って、よくある「食べ放題」を例に紹介します。

デシジョンテーブル

テスト対象の条件と結果の組み合わせを表で一覧化する技法

例えば、『飲食店の食べ放題の料金が税込み5000円として、3歳以下は無料、小学生以下と65歳以上は半額。その上で1000円引きのクーポンを利用することも可能。』
この『***』内を生成AIに取り込むことで簡単に作成が可能です。

※イメージ(このような形で出てきます)

あとはこれをデシジョンテーブルとして整形すれば完了です。(その後のテストケース化も、そのテスト実施も、生成AIにて可能)

このように過去莫大な時間をかけて行っていたテスト設計も、効率的に行うことができるようになりました。
その空いた時間を使って、更なる品質を上げるためのソフトウェアテストを推進していければと思います。

テスト設計に使う条件や結果は、機密情報のパターンがほとんどであり、生成AIを活用するうえでのセキュリティ面には細心の注意が必要です。

取り扱い方法を間違えないようにし、効率的なソフトウェアテストを行なっていきましょう。


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