現在、Windows 10をご利用されている方や、すでにWindows 11をご利用されている方の中には、次のWindows 11のビルドへの更新を考えている方も多いでしょう。
新しいOSバージョンには機能追加や改善が含まれており、今回「23H2」では「7-Zip」形式(7z)の機能追加がございました。
SKYSEA Client ViewのVer.19.3より暗号化してデバイス等へファイルを持ち出す形式としてSKYSEA Client View独自形式とZipファイル形式がございましたがお客様からのご要望から、パスワード付きzipファイルの暗号化方式を従来の「ZipCrypto」と新しく「AES-256」から選択いただけるようになりました。
以下は、SKYSEA Client View Ver.19.3での設定画面です
現状暗号方式の強度は「AES-256」の方が高いのですが、「ZipCrypto」は幅広いOSで圧縮・展開共に採用されている実績があります。
今回Windows 11の新しいビルド番号「23H2」のエクスプローラーにて「7-Zip」形式、いわゆる「7z」がサポートされたため「7-Zip」等の外部ツールがなくともパスワード付きZipの「ZipCrypto」と「7-Zip」方式の「AES-256」いずれのパスワード付きZipも展開できるかどうか?とのお問い合わせでした。
以下が新しく今回新しいビルド番号「23H2」のエクスプローラーに追加された「7-Zip」形式である7zファイルの対応画面です。
結論から申し上げるとパスワード付きZipの「ZipCrypto」形式は展開できましたが「AES-256」形式は展開できず、パスワード付きの「AES-256」形式のZipファイルを展開すると以下の状況でした
「7-Zip」でパスワード付きZipで「AES-256」を選択した場合も同様となるため今後OSのバージョンアップでサポートされるかもしれませんがしばらくパスワード付きZipの「AES-256」形式の場合は「7-Zip」等の外部ツールを用いて展開いただく流れとなります。