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SKYSEAの端末機とサーバー間の通信

SKYSEAの​端末機と​サーバー間の​通信

SKYSEAの通信エンジンについて説明します。 SKYSEAは端末機とサーバー間でTCP通信を行い、通信エンジンにより1本のTCPセッション内で複数の仮想的なTCPセッションを実現し、サーバー負荷を低減します。

SKYSEAを支える仕組みの一つをご紹介いたします。
SKYSEAは端末機で動作するプログラムと、サーバーで動作するプログラムがTCP通信をしています。

沢山の機能があるので、それぞれが適切なタイミングでサーバーと通信する必要があります。 ただそうすると、1台の端末機と、サーバーとの間に複数のTCPセッションが張られることになります。

端末機は数千台あるため、1台当たりのTCPセッションが増えるとサーバー側に負荷をかけてしまいます。

そこでSKYSEAでは、通信エンジンと呼ばれる機能を用意して、TCPセッション1本の中に、 複数の仮想的なTCPセッションを張るという仕組みを実現しています。

端末機とサーバー間に張られるTCPセッションは1本になり、サーバー側にかかる負荷も低減します。

仮想的なTCPセッションは、機能ごとの固定の経路があるわけでは無く、通常のTCP接続と同じように目的のポート番号を指定してコネクトします。
通信エンジンがサーバー側の適切なポートに自動的に届けてくれます。

理論的にはTCPと同じ65536本のセッションを、仮想的に接続できる能力を備えています。

通信エンジンはSKYSEAのサービスの一つとして動作しています。SKYSEAをお使いの方は、見たことがあるかもしれません。

「Hsce」は「High Speed Communication Engine」の略です。


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