パソコンを使う上で必要不可欠なのが色々な機器を接続するためのUSB端子です。
USB端子も登場した時から、形状も変化し、性能も向上していますが、今では、以下のようなUSB Type-C端子がノートパソコンでは、よく見かけるようになってきました。
そして、このUSB端子には周りに規格や性能を表す色々なマークが付いていましたが、最近は、このようなシンプルな稲妻マークを見るようになってきました。
この稲妻マークは、Thunderbolt 3か 4の規格の端子であるということを示しています。
ThunderboltはIntel社がApple社と共同開発した伝送技術ですが、その経緯から最初はApple社MacBook Proに搭載されましたが、 現在では、Windows OS搭載PC、Chromebook OS搭載PCなどノートPCを中心に使われるようになり、デスクトップPCでも搭載されていたりします。
これからパソコンを購入される際には、このThunderbolt規格の稲妻マークが付いた機種を選択されることをお勧めします。
特に、最新のパソコンで搭載されているUSB Type-C端子がThunderbolt 4規格になっており、
- データ伝送速度は最大40Gbps
- USB 3.1 Gen 2対応(USB 3.1 Gen 2とThunderbolt 4は全く別の規格であるため利用時に自動的に切り替わるようになっています)
- DisplayPort 1.2に対応
- PCI Express 3.0に対応
となり、Thunderbolt 3以上の規格に対応している機器であれば、高速なSSDや10Gbpsの高速ネットワークに接続する有線LANポート、4K対応ディスプレイなどを接続することが可能となります。 もちろん、従来からのUSB機器も下位互換性があるので接続可能です。
また、多くのノートPCでは、USB Power Delivery(PD規格)にも同じ端子で対応しているので、電源供給もUSB端子で行うことが可能です (対応している外付けディスプレイでは、外付けディスプレイにパソコンの画面を表示しつつ、パソコンに電源供給を行うことを一本のUSBケーブルで行うことが可能となります)。
もちろん、形状はUSB Type-Cであっても、この稲妻マークが無ければ、Thunderbolt規格ではないUSB端子であるため、端子の形状だけでは判断しないことがポイントです。 また、USBケーブルにも規格があるため、Thunderboltに対応したUSBケーブルを利用しないと本来の性能を発揮できない、接続できない場合があり、注意が必要です。
もし、USB端子に接続しても、思っていたとおりに動作しない場合には、端子の形状ではなく、その端子が、どのような規格に対応しているか、調べることもトラブルシューティングの際には大事です。