クラウド上に構築されたシステムの監視には、専用の製品を用いる場合もありますが、リソースを提供するクラウドベンダーからも多くの機能が提供されています。
今回は、Microsoft Azureから提供されているリソースの正常性を監視できるサービスを3つ紹介します。
Azure Status
誰でもアクセスできるWebサイトで、Microsoft Azureのリージョンおよびサービス毎の状態をほぼリアルタイムに確認することができます。
状態は「正常」「情報」「警告」「重大」に分類されて表示されます。
RSSフィードも用意されているため、利用すると異常時に通知を受け取る運用ができ、効率よく異常に気がつくことができます。
主に広範囲に影響する事象を通知するため、所有しているリソースに問題が発生していても、Azure Statusで確認すると「正常」と表示されているケースも少なくないです。
Azure Service Health
サービスに影響を及ぼすインシデント、計画メンテナンス、可用性に影響する可能性のある変更などのイベントの通知を受け取ることができます。
基本的に自身が所有するリソースや、そのリソースが配置されているリージョンにて影響が確認された、あるいは可能性がある場合にのみ通知が行われるため、通知を受けた際には即座に通知内容を精査する必要があります。
イベントが通知された際に電子メールを送信するようにアラート設定が可能なので、利用して監視するととても便利です。
Azure Resource Health
所有するリソースが現在、正常に稼働しているかを確認することができます。
稼働状況は「利用可能」「使用不可」「不明」「低下」に分類されて表示されます。
注意点として、「不明」と表示される場合、正常性の確認を行う基盤側に問題があり、リソース自体は正常に稼働しているケースに遭遇したことがありました。
このケースでは、他の情報と合わせて確認することで、より精度高く状況を把握することができます。
また、正常性の履歴も確認することができ、基盤側の異常検知、自動復旧の報告、メンテナンスによるダウンタイム等のリソースの正常性に影響を与えたイベントを確認することができます。
注意点として、Azure Resource Healthは、すべての種類のリソースに対応しているわけではないため、正常性を確認したいリソースが対応しているかどうかを公式サイト等で確認してから利用しましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回紹介したサービスはリソースの正常性監視において、いちばん基礎的な内容になります。
また機会がありましたら、リソース毎の異常やその予兆をより詳しく確認することができるメトリックやリソースログについても紹介します。

