MDMの仕組みを紐解く(Apple)シリーズ第七弾となります!
今回は*【Volume Purchase Program(VPP)】*について紹介させていただきます。
過去の記事はこちら
- MDM の仕組みを紐解く(Apple) ~①MDM の概要紹介~
- MDM の仕組みを紐解く(Apple) ~②モバイル端末を操るMDM コマンド~
- MDM の仕組みを紐解く(Apple) ~③監視モードについて~
- MDM の仕組みを紐解く(Apple) ~④Apple Business Manager/Apple School Managerについて~
- MDM の仕組みを紐解く(Apple) ~⑤構成プロファイルについて~
- MDM の仕組みを紐解く(Apple) ~⑥eSIMについて~
Volume Purchase Program(VPP)とは
Appleが提供するプログラムで企業や教育機関がアプリやApple Booksで購入した電子書籍(ブック)を一括購入し、ライセンスを管理・配布するためのものです。
アプリやブックの購入はApple Business Manager/Apple School Manager(以下ABM/ASM)で行うことができます。
詳細はMDM の仕組みを紐解く(Apple) ~④Apple Business Manager/Apple School Managerについて~で記載しています。
VPPとMDM製品の連携について
MDM製品(モバイル端末の管理を行う製品)と連携することで以下のことができるようになります。
1. 購入したアプリのライセンス割り当てやアプリの配布
購入したアプリをiOS端末に対してライセンス割り当てや配布を行うことができます。
VPPで購入したアプリをMDM製品で配布することには、以下のようなメリットがあります。
- モバイル端末でApple Accountのサインインなしにアプリをインストールすることができる。 →モバイル端末ごとのApple Accountの作成や管理が不要!
- 複数のモバイル端末に対して、複数のアプリを遠隔でインストールすることができる。 →モバイル端末上の操作が不要!
これにより ”キッティング作業の効率化” を図ることができます。

2.ライセンスの管理
購入したアプリのライセンス数やライセンス消費数などをMDM製品で確認することができます。

VPPと連携するMDM製品はぜひSKYSEA Client Viewで!
SKYSEA Client Viewのオプション機能としてMDMの機能を提供しています。
SKYSEA Client ViewではVPPと連携して以下の機能を使用することができます。
1.VPPで購入したアプリの配布や自動アップデート
SKYSEA Client Viewとモバイル端末を紐づけることで自動でVPPのライセンス割り当てとアプリインストールを行うことができます。

また、アプリの最新バージョンがリリースされると自動でアップデートを行うことが可能です。

2.カスタムアプリのインストールやアップデート
カスタムアプリとは、企業や組織が自社(自組織)での利用を目的として開発した、App Storeでは一般公開されていないアプリのことです。
SKYSEA Client Viewではカスタムアプリのインストールやアップデートが可能です。
Apple Business Managerでのカスタムアプリについて - Apple サポート (日本)
3.VPPで購入したブックの配布
SKYSEA Client Viewではアプリだけでなく、Apple Booksで購入した電子書籍(ブック)の配布も可能です。
指定したモバイル端末に対してブックを配布することができます。
ただし、ブックの配布には管理対象Apple Accountが必要となります。
管理対象Apple Accountについて - Apple サポート (日本)

4.VPPで購入したライセンスの確認や割り当てたライセンスの解除
Apple Business ManagerやApple School Managerで購入したアプリやブックのVPPライセンス総数、消費数、どの端末に割り当たっているかなどを管理することができます。

また、割り当たっているモバイル端末に対して解除も行うことができます。
例えば、退職した従業員の端末に割り当たっていた有料アプリのライセンスをMDM経由で回収することが可能です。
ただし、割り当たっているブックのライセンスはApple の仕様上解除することはできません。

5.アプリのインストール状況やライセンスの割り当て状況の確認
どのモバイル端末にどんなアプリがインストールされているかなどを確認することができます。
- アプリ名
- バージョン
- 販売元
- カテゴリ
- サイズ
- VPPのライセンス割り当て状況
etc...
アプリがインストールされていない端末に対して手動でインストールを行ったり、アプリのアップデートを行っていない端末に対してアップデート命令を行うことが可能になっています。
6.モバイル端末使用者がSKYSEA MDMアプリからVPPで購入したアプリをインストールする
iOS/iPadOS向けに提供している「SKYSEA MDM」アプリをインストールすると、”アプリカタログ機能”が利用可能になります。
この機能を使えば、管理者が許可したアプリを、利用者が任意のタイミングでインストールしたり、アップデートしたりすることができます。
”アプリカタログ機能”を使用すると、管理者が利用を許可したアプリケーションの一覧がユーザーの端末に表示されます。
ユーザーはそのカタログの中から必要なアプリを任意のタイミングでインストールしたり、アップデートしたりすることができます。

7.複数のVPPの使用
複数のVPPトークンを使用することができます。
組織ごとにVPPの管理を分けている場合に便利な機能です。

