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ブラウザ拡張機能に​おける​Manifest(マニフェスト)に​ついて

ブラウザ拡張機能に​おける​Manifest(マニフェスト)に​ついて

ブラウザ拡張機能と、その設計図であるManifest(マニフェスト)の仕様変更(MV2からMV3への移行)について解説します。古いブラウザバージョンでは新しいMV3拡張機能が、最新ブラウザでは古いMV2拡張機能が動作しない問題が発生する理由を、Google Chromeのタイムラインを基に説明し、弊社製品SKYMENUシリーズでの事例にも触れます。

こんにちは。
皆さんはブラウザ拡張機能やManifestについてご存じでしょうか?

先日、あるお客様先で、弊社商品の一部機能にて動作異常が発生しました。
該当PCのブラウザバージョンを確認するとかなり古い状態だったため、最新にアップデートしたところ、すんなり正常動作しました。
これはブラウザ拡張機能やManifest仕様変更の影響と考えられますが、今回はそちらについて紹介します。

ブラウザ拡張機能とは?

ブラウザ拡張機能とは、ブラウザに対する追加プログラム(アドオン)のことです。
これを利用することで、ブラウザが更に便利になるよう機能を拡張することができます。
弊社商品SKYMENUシリーズにおいても利用しており、ブラウザ標準ではできない様々な機能をお客様へ提供しています。

※SKYMENUシリーズについてご興味をお持ちであれば以下Webサイトをご覧ください。

などがございます。

ブラウザ拡張機能に​おける​Manifest​(マニフェスト)とは?

ブラウザ拡張機能におけるManifest(マニフェスト)とは、拡張機能の設計図のような役割を持つmanifest.jsonという名前のJSONファイルのことです。
ブラウザはこのファイルを最初に読み込み、拡張機能の名前、バージョン、必要な権限、アイコンの場所、実行するスクリプトなどを把握します。
拡張機能の基本的な情報や動作ルールを定義しており、このファイルがないとブラウザは拡張機能として認識することができない、というものです。

この「Manifest」に「大きな仕様変更」があった影響で、新旧のバージョン違いにて拡張機能が正常動作しない、といった問題が発生します。

Manifestの​大きな​仕様変更とは?

Manifest V2(MV2)からManifest V3(MV3)への移行のことを指します。

MV2は拡張機能に広範な権限を与えすぎており、悪意のある拡張機能によってユーザーデータが危険にさらされるリスクや、ブラウザのパフォーマンスを低下させる一因となっていました。
そのためGoogleが、Chrome拡張機能のセキュリティ、プライバシー、パフォーマンスを向上させることを目的に導入したものがMV3です。

MV3への移行は、単なる見た目の変更や小さな機能追加ではなく、いわば設計図の仕様変更です。
バックグラウンドでの動き方(Service Worker)や、通信の制御方法(declarativeNetRequest)といった、拡張機能の土台となるアーキテクチャ(構造)そのものが変わっています。

MV2は既に廃止され利用できなくなっていますので、最新バージョンのブラウザではMV2の拡張機能は動作しません。
逆にMV3の拡張機能は、MV3に対応していない古いブラウザでは動かない、ということになります。

ブラウザバージ​ョンに​よる​MV2や​MV3への​対応状況は?

Googleはブラウザ拡張機能の仕様をMV3へ移行するため、旧仕様であるMV2を段階的に廃止しました。
移行計画は公開されており、以下のタイムラインでMV2は利用不可になっています。

  • Chrome 88~(2021年1月~): MV3サポートが開始されたバージョン(この時点ではMV2も利用可能)
  • Chrome 127~(2024年6月3日~): MV2の段階的な廃止が開始されたバージョン
  • Chrome 138~(2025年7月24日~): MV2 が無効となり利用不可となったバージョン

旧バージョンのブラウザを利用している環境もあるかと思いますので、ぜひ参考にして頂けますと幸いです。


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