テスト業務におけるプロジェクトマネージャーが直面する課題
- 短納期の中で求められる高い品質水準
- メンバーごとの作業品質のばらつき
- 成果物レビュー時の手戻りや指摘の多発
日々、品質に関する悩みと向き合っておられることと思います。
常に頭を悩ませるテストプロジェクトマネージャー/リーダー。
そんな私たちがプロジェクト運営で意識しておきたいポイントを、プロマネの知識体系ガイドであるPMBOKから学んでいきたいと思います。
今回は「品質をプロセスと成果物に組み込む」についてです。
PMBOKガイド - 12の原則
- スチュワードシップである
- 協働的なチームを作る
- ステークホルダーと連携する
- 価値に焦点を当てる
- システムの相互作用を認識する
- リーダーシップを示す
- 状況に応じたテーラリングを行う
- 品質をプロセスと成果物に組み込む ★ココ★
- 複雑さに対処、適応する
- リスクを最適に対処する
- 適応性と回復力を持つ
- 将来のために変革する
まず「品質」とは、単にバグが少ないことや、テストケースが多いことだけではありません。
「プロセス(作業の進め方)」と「成果物(納品物)」の両方に、品質を意識的に組み込むことが重要です。
では、テストプロジェクトにおいて「品質を組み込む」とは、具体的にどのようなことなのでしょうか?
- 作業手順やレビュー基準を明確にし、全員が同じ基準で作業できるようにする
- 成果物(テスト設計書や報告書など)に対して、複数人でのレビューを必ず実施する
- 不具合や指摘事項をナレッジとして蓄積し、次回以降のプロセス改善に活かす
こうした取り組みを怠ると、せっかくの努力が成果物の品質に反映されず、手戻りや顧客からの指摘が増えてしまうことも。
「品質」は、後から付け足すものではなく、日々のプロセスや成果物の中に“組み込む”もの。
そのためには、プロジェクトの初期段階から品質目標や基準を明確にし、メンバー全員で共有しておくことが大切です。
良いプロジェクトマネージャーは、品質マネジメントを徹底している、と言われます。
変化の激しい現場だからこそ、私たちのテストプロジェクトでも、プロセスと成果物の両面から品質を意識し続けることが求められています。
引き続き、チームメンバーやステークホルダーと密に連携しながら、「品質を組み込む」意識を持ってプロジェクトを推進していきましょう!

