多種多様なITスキルを持っている技術者が集まっているチームにおいて、各技術者がチームへ貢献できるスキルを持っているかは、整理し可視化しておかないと把握困難です。
設計力の高い技術者がチームに必要なドメイン知識を持っているとは限らず、上流設計の経験が浅い技術者であっても必要なツール活用ノハウを幅広く保有していることもあります。
チーム初回構築時だけでなく、継続対応していく際にも各技術者の保有スキルをまとめた「スキルマップ」を作成し、補強必要なスキル領域の把握や、特定の技術者に依存しているリスクの状況把握に活用することが望まれます。
チーム全体と各技術者個人の目標設定
「スキルマップ」を作成し分析すると、補強必要なスキル領域が見えてきます。
一通り網羅できているように見えても、特定の技術者に依存しているスキル領域があるなど、万一の技術者離脱時にプロジェクト進行に支障が出ることがないか、リスクの状況を把握しておくことが、マネジメントにおいて非常に大切です。
また、チームで拡張必要なスキル領域を把握できると、各技術者個人が獲得していくべきスキルや知識が明確になり、チーム全体も個人も組織的に整合の取れた目標の設定が可能となります。
顧客などチーム外への組織活動報告
計画的にチームの組織活動ができているとチーム外へ伝えていくには、現状と向かうゴール(目標)の提示が重要です。
「スキルマップ」を活用しチーム組織の現状と目標を明確にしておくことで、組織活動の計画や進捗状況の報告に活かすことができます。
直近の業務を遂行する計画だけでなく、常に改善を重ね継続的に業務を遂行できる組織作りを行っていることを、チーム外へ伝え信頼を重ねてまいりましょう。
最後に
緻密すぎる「スキルマップ」の作成とメンテナンスは、多くの労力が必要となります。
活用を踏まえてチームの成長に必要な項目に絞り、必要最小限の粒度に簡略化できるよう、作成時もメンテナンス時も改善しながら運用することをオススメします。
無理なく継続実行可能なマネジメントを目指してまいりましょう。

