シンクライアントシステムのSKYDIV Desktop Client(以降は、SKYDIVと記述します)では、 管理者が指定したファイルをシステムで利用する機能があります。 この記事では、管理者が指定したファイルの管理(アップロード・ダウンロード)について説明します。
はじめに
SKYDIVでは複数の機能にて、管理者が指定したファイルを登録することで 利用者がファイルの存在について意識することなく、必要なファイルを配付することが可能です。
代表的な機能
- SKYDIVのアップデータの配付
- SKYSEA Client Viewのインストーラの配付
- 障害発生時に動作するスクリプトの配付
システムとしてファイルを配付するため、セキュリティ面を重視し、独自のファイル管理システムでファイルのアップロード、ダウンロードを管理しております。安全にファイルを登録・配付するための仕組みについて、次項から説明いたします。
アップロードについて
管理者が指定したファイルは、ネットワークを通じてSKYDIVのサーバーにアップロードされます。 アップロードされたファイルは、一意の識別子を付与して格納します。

アップロードされたファイルは、以下の情報とセットで格納します。
- 一意の識別子
- ファイル情報
- ファイルを保持しているサーバー情報
- 利用機能
また、どの機能でどのファイルを利用するかは別途保持します。
ダウンロードについて
利用者が機能を使用する際、利用するファイルについてサーバーに問い合わせます。問い合わせで取得できた一意の識別子を利用してファイルをダウンロードします。

ダウンロードしたファイルは、サーバーへの問い合わせ時に取得しておいたファイル情報と照らし合わせることで、
ファイルの破損等をチェックします。
ファイル利用前に事前にチェックすることで、不正なファイルの利用を抑止します。
最後に
SKYDIVでは独自のファイル管理システムにより、どの機能でどのファイルを利用するかを隠蔽し、また暗号化、利用ファイルのハッシュチェックにより安全性に考慮した仕組みを採用しております。
今回ご紹介した安全性の確保以外にも、独自のファイル管理システムを利用することによるファイルのサーバー間連携機能がございます。SKYDIV独自のファイル管理システムがユーザーの利便性、安全性を高める特徴となっております。

