インターネットでの検索は情報を探す上で最も一般的な手段となりました。
そこで上位に表示されるかどうかはビジネスの成果にも直結します。
今回は検索結果に関連するSEOについてご紹介したいと思います。
1.SEOとは何か
SEO(Search Engine Optimization)とは検索エンジン最適化のことで、主にGoogleの検索結果上で上位に表示させるための技術です。
「SEO対策」といった言葉がよく使われていると思います。
検索結果で上位に表示されるサイトほどクリック率が高くなるのは言うまでもありません。
サイトへの集客が大きく変わってくるのでWebマーケティングとしては非常に重要な要素となります。
2.前提
世の中にはSEO対策としてテクニックが紹介されていますが、前提としてGoogleからガイドラインが公表されています。
ここには主なベストプラクティスとして「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツを作成する。」という記載があります。
つまりテクニックはもちろんながらコンテンツとして優れていることが最重要ということは覚えておいた方がよいでしょう。
良質なコンテンツを提供する意識が薄いと、テクニックに偏ったSEOになってしまいます。
「検索エンジンを第一に考えたコンテンツ作成を避ける」という記載もありますので気を付けましょう。
そのほかにもGoogleの意向が読み取れるので、このガイドラインを読んでおくことをお勧めします。
3.基本対策
まずは2つの観点、「クローラビリティ」と「ユーザービリティ」を向上していく必要があります。
「クローラビリティ」はGoogleのクローラーがサイトを見つけやすいか、サイトを理解しやすいかを指します。
「ユーザービリティ」はサイト訪問者にとって内容の充実度や使い勝手の良さを指しています。
上記を向上させる為に「検索の基本事項」から次の3つは必要と考えられます。
①サイト設計
「クローラビリティ」「ユーザービリティ」両方を向上させるための対策です。
ページタイトルや見出し、URL構造やサイト内の設定を最適化させてクローラーに伝わりやすくすることです。
キーワード選びが大切で、キーワード主導で設計することが重要になります。
タイトルや本文に適切に組み込むことが必要です。
また、近年では「モバイルフレンドリー」かどうかが重要視されています。
インターネットユーザーの多くがモバイル端末での利用といわれていて、サイトをモバイル対応で作成するのはユーザーを考慮した観点からも必須となっています。
②コンテンツ
コンテンツを充実させることは主に「ユーザビリティ」を意識した対策となります。
ページの内容が充実しているかどうかが検索順位に大きな影響があり、競合サイトと比べて充実しているかどうかをクローラーが比較しています。
ページ単体だけでなくサイト全体の総合的な評価でも比較されているので、サイト全体での対策が重要になります。
最近では生成AIにより文字数稼ぎやページ数を増やすことが容易になってきました。
すでにネットに出回っているような独自性のないページや品質の低いページはインデックスもされなくなってきているので注意が必要です。
コンテンツの充実度が拮抗している場合はコアウェブバイタル(Core Web Vitals)も評価対象になるのでスコア改善を検討しましょう。
③被リンク
被リンクとは外部サイトから自サイトに向けて張られたリンクのことです。
外部から評価されているサイトは上位に表示されやすくなります。
ただし、意図的に増やすなどは評価を下げることになるようなのでやらないようにしましょう。
4.成果をチェックする
SEO対策の成果は測定することができます。
測定結果により改善を繰り返すことが大切です。
Google Search Consoleを使えばどのキーワードで何回表示され、どのくらいクリックされたかが分かります。
Google Analyticsと組み合わせれば訪問者がどこからきてどのページを見ていたかも把握できます。
定期的にチェックしていきましょう。
5.まとめ
SEOとは何か・SEO対策の基本について説明させていただきました。
何かひとつやればOKというものではありません。シンプルな積み重ねこそが成果に繋がります。
これからサイト開発をする方やサイトでの集客をより増やしていこうという方のご参考になれば幸いです。

