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【Proofpoint】Email protection設定~②SPF,DKIM,DMARC~

【Proofpoint】Email protection設定~②SPF,DKIM,DMARC~

メールの送信ドメイン認証技術であるSPF、DKIM、DMARCの設定方法について説明しています。設定手順や注意点などについて解説します。

今回はメールの送信ドメイン認証技術であるSPF、DKIM、DMARCの設定を紹介します。

メール環境は下記をご参照ください。

【Proofpoint】Email Protection設定~①初期環境構築から​メール送受信まで​~

SPF

SPFについて簡単に説明します。
SPFとは、送信元ドメインのDNSサーバーにSPFレコードを問い合わせ、送信元のIPアドレスとSPFレコードを比較して送信元のIPアドレスが正しいかどうかを判定する技術です。

詳しくは下記の記事をご参照ください。

設定は下記になります。
まずはルールの有効化です。

  • 「Eメール認証」→「SPF」→「全般」
  • 有効 : オン
  • ポリシールート : インバウンド側のルートを指定

次にルールを作成します。

  • 「Eメール認証」→「SPF」→「ルール」

今回はDMARCを使用する想定なので、結果にかかわらず「メッセージの処理を続行」の設定にしています。ルールの追加や編集は環境に合わせて行ってください。

DKIM

DKIMについて簡単に説明します。
DKIMとは、メールの内容が改ざんされていないことを保証する技術です。

こちらも詳しくは下記の記事をご参照ください。

設定は下記になります。
まずはルールの有効化です。

  • 「Eメール認証」→「DKIM」→「全般」
  • 有効 : オン
  • ポリシールート : インバウンド側のルートを指定

次にルールを作成します。

  • 「Eメール認証」→「DKIM」→「ルール」

今回はDMARCを使用する想定なので、ルールはすべて無効化にしています。ルールの追加や編集は環境に合わせて行ってください。

DMARC

DMARCについて簡単に説明します。
メールの送信元が正しいことを確認し、なりすましや迷惑メールを防止するための仕組みです。

下記が図解したものになります。

設定は下記になります。
まずはルールの有効化です。

  • 「Eメール認証」→「DMARC」→「全般」
  • 有効 : オン
  • ポリシールート : 選択したポリシールートに限定する→インバウンド側のルートを指定

※DMARCを有効化するにはSPFあるいはDKIMのどちらかを有効にする必要があります。

次にルールを作成します。

  • 「Eメール認証」→「DMARC」→「ルール」

下記はデフォルトで設定されているルールになります。ルールの追加や編集は環境に合わせて行ってください。

上記が一般的な設定ですが、送信元がDMARCレコードを公開(p=quarantine/reject)している場合、設定に不備があり正規メールが受信できないことがあります。
その場合、DMARC認証を回避するように設定することで解消できます。

設定方法は下記になります。

まずはポリシールートを作成します。
ポリシールートに関しては、次回以降の記事で改めて紹介いたします。

  • 「システム」→「ポリシールート」→「追加」

  • ルートID : ポリシールートの名称を記載
  • 記述 : ポリシールートの説明を記載
  • 「条件を追加」を選択

  • 条件 : エンベロープ送信者
  • 演算子 : 含む
  • 値 : DMARCレコードの設定に不備があるドメイン
  • 「条件を追加」を選択

  • 設定に不備がないことを確認して「変更の保存」を選択

  • 「Eメール認証」→「DMARC」→「全般」
  • ポリシールート : 選択したポリシールートに限定する→インバウンド側のルートを指定
  • 選択したポリシールートを無効にする→先ほど作成したポリシールートを指定

以上で特定のドメインのみDMARC認証を回避することが可能になります。


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