Windows の タスク は、定期的に実行したいことがある場面などで使える便利な機能です。
ある時、設定していたタスクが動いていないことに気づきました。
「コンピュータの管理」画面-「タスク スケジューラ ライブラリ」の一覧にある、
「前回の実行結果」を見ても理由が分からなかったので、

「全てのタスク履歴を有効にする」を選択し、

「履歴タブ」を見てみると、「エラー値: 2147943785」が記録されていました。

これは ERROR_LOGON_TYPE_NOT_GRANTED(0x569) というエラーを示しているようです。
今回はこの情報から
実行ユーザーが「バッチ ジョブとしてログオン」という「ユーザー権利」を持っていないことが原因で実行できなかった
という事が分かりました。
このタスクは「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」ようにしていたのですが、その場合に必要となる「ユーザー権利」のようです。

ユーザー権利について
「ユーザー権利」は「ローカル セキュリティ ポリシー」の画面から、確認や設定ができます。

「バッチ ジョブとしてログオン」は通常、「Administrators」グループ、「Backup Operators」グループ、「Performance Log Users」グループ、に割り当てられているようです。

最後に
今回 ユーザー権利 という、普段は目にしないWindowsの設定を知る事が出来ました。
こういったセキュリティに関する設定はグループポリシーで細かく制御されている場合もあるので、
今後、気付けるようにしておきたいと思います。

