Alexaとアプリの連携
Alexaは基本的にユーザーの発話をトリガーにして、何か処理をするデバイスです。
回はユーザーの発話ベースでなく、開発しているモバイルアプリからAlexaの処理を呼び出したい時はどうすればいいのかをまとめました。
登場人物
- Alexa
- Alexaの処理を呼び出したいアプリ
- Alexaクラウド
- Alexaアプリ
- AWS Lambda
- Login with Amazon (LWA)
概要
Alexa本体に直接発話の内容を送るAPIが存在しないため、Alexaアプリで設定できる定型アクションを利用して実現します。
大きく分けると以下の2つの機能を実装することで可能になります。
- スキル有効化
- 定型アクションの呼び出し
定型アクション
トリガーを検出することでユーザーが指定した動作を連携デバイス(Amazon Echoなど)で実行する。
- 審査は必要ですが、カスタムスキルも設定可能
スキル有効化
Alexaアプリからスキルの有効化を行い、定型アクションを実行するためのデバイス情報の登録とトークンの取得を行います。
- AWS Lambdaに関して2025/7時点では東京リージョンに対応しておらず、米国西部 (オレゴン)で構築する必要があります。
定型アクションの呼び出し
スキル有効化時に取得したトークンで定型アクションの呼び出しを行い、指定した処理を実施します。
終わりに
少し特殊な使い方ではありますが、通常の定時実行以外をトリガーにしたくない時などのカスタマイズで参考になればと思います。