シンクライアントシステムのSKYDIV Desktop Client(以降では、SKYDIVと記載します)は、「VDI方式」「SBC(RDS)方式」「仮想ブラウザ方式(Linux)」の3つの仮想化方式に対応しています。
仮想環境の用途に応じて様々なサーバーが互いに連携しあって動作しているため、日々のサーバーの稼働状況の可視化が重要となります。
そこで、この記事ではSKYDIVのサーバーの稼働状況を把握できる「システム稼働ログ」についてご紹介いたします。
システム稼働ログの利用にあたり、例えば、サーバーの障害発生時に該当サーバーのログを抽出し、原因の調査などに活用いただくことができます。
システム稼働ログとは
SKYDIVのサーバー機能の動作を記録するログ機構となります。
ログは以下の3種類に大別されます。
◆設定変更
管理者が管理コンソールで操作した内容を記録します。
「誰が」「いつ」「どの機能で」「どういった内容を変更したのか」などの操作履歴を確認することができます。
◆利用状況
ユーザーがランチャーから接続した際のサーバーの処理内容を記録します。
「誰が」「いつ」「どこにリモート接続したのか」を確認することができます。
また、リモート接続時だけでなく、切断時のログも出力されるため、システム管理者が利用者のリモート接続に関するログを確認することができます。
確認内容として、ログオン / ログオフ、接続先のサーバー名、仮想端末の割り当て失敗などを取得することができます。
◆システム状況
SKYDIVのサーバーの処理内容全般を記録します。
記録の一例として以下の内容を記録しています。
- サーバーの常時監視
- パフォーマンスのアラート発生
- 電子証明書の期限切れ
- 管理者へのアラートメールの送信失敗
など
管理者がサーバーの異常に気付きやすい工夫
操作内容やサーバーの処理状況を把握できるシステム稼働ログですが、サーバーで障害が発生している場合等、管理者が異常に気付いて関連するログを抽出できる必要がございます。
そこで、SKYDIVのシステム稼働ログには「情報」「警告」「エラー」「重大」の4種類の"レベル"を設けています。
このうち、「警告」「エラー」「重大」レベルのログを記録した際には、該当のサーバーにて「システム稼働ログアラート」を登録し、管理者が一目でサーバーの異常に気付ける仕組みをご用意しております。
また、管理者が管理コンソールを開いていない場合でも、あらかじめ登録していたメールアドレス宛にアラート内容を通知する仕組みも合わせてご用意しております。
まとめ
UIとしても工夫した点としては、「必要な情報をピンポイントで抽出できる点」です。
条件を指定して検索することで、必要なログを的確に絞り込むことができます。
簡単ではありますが、SKYDIVの各サーバーの稼働状況を把握できる「システム稼働ログ」について紹介させていただきました。
ぜひ、今回ご紹介した「システム稼働ログ」をご活用いただき、SKYDIVで快適なシンクライアントシステムをご利用いただければと思います。