NULLを許容した列をソートした場合の結果で、NULLはどの位置にくるかは、RDBMSによって扱いが違います。
Oracle | 一番下 | NULLは無限大として扱われるためです。 順番の制御は、ORDER BYのキーワードNULLS FIRST、NULLS LAST(昇順のデフォルト)で可能です。もしくはCASE式でも制御は可能です。 |
SQL Server | 一番上 | 順番制御はCASE式が使えます |
MySQL | 一番上 | 順番制御はCASE式が使えます。 または、ORDER BY句に「IS NULL ASC」で一番下にできます。 |
NULLの扱いはRDBMSによって違うため、この点は理解しておかないと アプリケーション仕様にも影響します。
また、各RDBMSでNULLの順番は制御できますが、たとえばOracleの「NULLS FIRST/LAST」もMySQLの「IS NULL ASC」もいわゆる方言になるので、DBの移植性が下がります。
プロジェクト方針に関する話になりますが、使うSQLを標準SQLに縛るのも先々の柔軟性に秀でていると思います。