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リモートアクセスツールに​おける​音声共有技術

リモートアクセスツールに​おける​音声共有技術

リモートアクセスツールを使用して、遠隔地のPCの音声をリアルタイムで共有する技術について説明しています。仮想オーディオデバイス、オーディオストリーミング、データ圧縮とエンコーディング、ネットワークプロトコルを利用して、物理的に繋がっていないPC間で音声を共有し、円滑なコミュニケーションを実現する方法を紹介しています。

リモートアクセスツールにおいて、遠隔地のPCの音声をリアルタイムで共有するための技術について説明します。

Aさんは、リモートアクセスツールを使用して、中央のPCに接続し、Bさんと音声を共有することができます。
物理的に繋がっていない中央のPCで接続したWeb会議ツールでAさんとBさんが円滑にコミュニケーションを取ることが可能になります。

  • 少し前までは、中央のPCで接続したWeb会議ツールで、AさんとBさんは音声を共有することができなかったのですが、最近は画面だけでなく音声も共有できるようになっています。

この機能は以下のような技術を利用して実現されています

仮想オーディオデバイス

仮想オーディオデバイスは、ソフトウェア的に作成されたオーディオデバイスで、物理的なサウンドカードのように動作します。
これにより、リモートPCの音声出力をキャプチャし、ネットワークを介してビューア側に転送することができます。

オーディオストリーミング

キャプチャされた音声データは、オーディオストリーミング技術を使用してリアルタイムで転送されます。 オーディオストリーミングは、音声データを小さなパケットに分割し、ネットワークを通じて連続的に送信する技術です。 これにより、遅延を最小限に抑えながら音声をリアルタイムで共有することができます。

データ圧縮と​エンコーディング

音声データは、ネットワーク帯域幅を効率的に使用するために圧縮されます。
一般的に、音声データはエンコーディング技術(例:AAC、Opusなど)を使用して圧縮され、データ量を削減します。
圧縮されたデータは、ネットワークを介して転送され、ビューア側でデコードされて再生されます。

ネットワークプロトコル

ネットワークプロトコル(例:RTP、RTSPなど)を使用して音声データを転送します。
これらのプロトコルは、リアルタイムの音声データ転送に適しており、パケットの順序やタイミングを管理する機能を持っています。

これらの概念や技術は既に数十年前に誕生しており、複数の技術を組み合わせることによって、新しいサービスとして提供しています。
時代が求めるもの、あったらいいなと思うものは、既存の技術を組み合わせることで実現できる世の中です。

今、当たり前のように利用している機能には、どのような技術が使われ、実現しているかを調べてみると新しい発見があるかもしれませんね!


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