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SKYDIVの​仮想端末への​電源操作②​(仮想端末を​常時起動しておく​機能編)

SKYDIVの​仮想端末への​電源操作②​(仮想端末を​常時起動しておく​機能編)

SKYDIV Desktop Clientの仮想端末を常時起動しておく機能について説明しています。常時起動により、リモート接続時の待ち時間を短縮し、スムーズな接続を実現するメリットや、管理コンソールでの設定方法について解説しています。

はじめに

前回、SKYDIVの仮想端末の電源操作についてご紹介しました。

前回の​記事

その中でも、SKYDIV Desktop Clientの仮想化方式としてVDI方式に関する内容の一つで、スムーズにリモート接続できるように仮想端末を常時起動しておく機能のご紹介となります。

仮想端末を​常時起動しておく​機能の​メリット

スケジュールによる電源操作においては、リモート接続時に早く接続するために事前に起動しておくことで、スムーズにリモート接続することができます。
リンククローン(共有端末)の場合は、リモート接続終了後には利用前の状態に戻るため、電源オフの状態となります。
該当の仮想端末に再度、リモート接続となった場合には、仮想端末の起動からとなるため、リモート接続に時間がかかることになります。

起動スケジュール設定を利用した際のシーン

リンククローン(共有端末)を利用する場合では、仮想端末を常時起動しておくことで、素早く仮想端末に接続して利用できようになります。
スケジュールによる電源操作と比べて、リモート接続時に早く接続するというメリットは変わりませんが、リンククローン(共有端末)を常時起動することによって、リモート接続後に仮想端末が電源オフしている状態でのリモート接続が少なくなります。
常時起動する仮想端末の台数は、管理コンソールから設定が可能となります。

常時起動時の​電源操作の​仕組み

管理コンソールより常時起動する仮想端末の台数を設定しますが、複数の判断基準のもと、リンククローン(共有端末)となる仮想端末の起動を行います。
その一つとして、SKYDIV Desktop Clientのパフォーマンス確認機能の情報も活用しています。
パフォーマンス確認機能では、「CPU使用率」、「メモリ使用率」、「ディスクI/O」などの監視項目があります。
これらの監視項目に対して、正常/警告/異常などの指標値を設定でき、負荷状況として確認することができます。

リモート接続時の設定と、これらの監視項目の負荷状況などの他の機能内容も確認し、システム全体としての負荷を極力、上げないことを考えています。

■さいごに

仮想端末には電源操作に伴う内容が不可欠で、電源操作には時間を要します。
また、同時に複数のリモート接続による要求が行われると、仮想端末の起動が遅くなります。
要因としては、大量のデータ読み込みが発生するためで、ディスクI/Oがボトルネックとなり、起動時間の遅延が発生します。
単純に起動までの処理時間を早くすることも大切ですが、上記のような事前に仮想端末を起動しておくなどのスムーズにリモート接続するための機能も提供しております。

ぜひ、上記の機能などをご利用いただければと思います。


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