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Flutterと​Unityの​連携に​ついて

Flutterと​Unityの​連携に​ついて

この記事では、FlutterとUnityのそれぞれの特徴や連携方法について紹介しています。FlutterとUnityを連携させることで、かっこいい3Dグラフィックスなモバイルアプリを作れるようになります。

FlutterとUnityですが、それぞれ単体で問題なくアプリケーション開発ができます。
FlutterとUnityを連携させることで、かっこいい3Dグラフィックスなモバイルアプリを作ることが可能になります。

それぞれの​簡単な​特徴

Flutter

Googleが開発したオープンソースのUIツールキットで、モバイル、Web、デスクトップ向けのアプリケーションを作成するためのフレームワークです。

強み
  • UIを簡単に構築することができる。
  • ウィジェットを使用した柔軟なUI設計と、豊富なアニメーション効果などが提供されている。
  • iOS、Android、Web、PCなど、さまざまなプラットフォームに対応している。
  • ホットリロード機能によって、リアルタイムでUIの変更をプレビューすることができる。
弱み
  • UI開発に焦点が当てており、3Dグラフィックスのサポートが限定的。

Unity

数多くのチュートリアル、ドキュメント、フォーラム、アセットストアが利用可能なゲーム開発者にとって非常に人気の高いゲームエンジンです。

強み
  • 高度な2Dおよび3Dグラフィックスを実現するための豊富な機能が提供されている。
  • iOS、Android、PC、コンソールなど、さまざまなプラットフォームに対応している。
  • 物理エンジン、アニメーション、レンダリング、音声処理など、ゲーム開発に必要なさまざまな機能が提供されている。
弱み
  • ゲームエンジンとして開発されているため、UIの表現力が限定的。特にモバイルアプリは不得意。

このように、FlutterとUnityにはそれぞれ弱みがあり、「かっこいい3Dグラフィックスなモバイルアプリを作ろう!」といったときに、それぞれの弱みを補うために連携していく形になります。

Unity単体でもコストをかければリッチなUI表現が可能になりますが、コストをかけるくらいなら連携した方が開発的にはよいというケースが多いと思います。

連携方​法に​ついて

連携する場合、主に二通りの方法があります。

① Flutterに​Unityを​Libraryと​して​組み込む

Unityには Unity as a Library という既存のモバイルアプリにUnityをLibraryとして挿入できる機能があります。
Flutter側にも flutter_unity_widget という公式パッケージがあるため、こちらで連携することが可能です。

② Unityに​Flutterを​Add-to-appと​して​組み込み

Flutterには Add-to-app という機能があり、Moduleとして既存のモバイルアプリケーションに組み込むことができる機能があります。
この機能を使って、Unity側でビルド時にプロジェクトを変更してやって組み込む形になります。

②についてはまだ制限も多く、何かあったときのサポート体制が不安もあるため、実績がある①を選ぶことが一般的なのかなと感じています。

実際に連携する場合は、その現場の状況や何をしたいかによっても変わってくるので、しっかり何がやりたいかを考えたうえで、方法を決めるのが大事だと思います。


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