最近では、車載等の組み込み領域でも、Linux環境での開発であったり、 実機自体がLinuxで動作しています。
サーバ運用等の人には当たり前の事ことでも、組込みでLinuxに関わり始めた人が、 意外に行っていないのが、Tera Termによるログイン処理のバッチ化です。
- 指定のユーザで指定のホストへTera Termでアクセスしてログイン
- ルートユーザに切り替え (ルートユーザで直接ログインは非推奨です)
- 表示ウィンドウを用途に合わせて、幅と高さを調整
- Logフォルダへ移動し、topコマンドでシステム状態確認、etc...
これら一連の動作は、そこまで時間がかかることではないですが、 毎日のようにしている人は、バッチ化することをお勧めします。
ログ確認用、負荷確認用、認証鍵期限確認用等、用途ごとに複数のTera Term起動される方なら、なおさらお勧めです。
テキストファイルを***.ttlという拡張子で保存して、実行時はダブルクリックするだけです。
ファイルの内容は、下記のような内容になります。
ホスト/ユーザ名/パスワード/鍵ファイル格納場所
hostname = '<IPアドレス or ホスト名>'
username = '<ユーザ名>'
passwd = '<ユーザパスワード>'
passwdroot = '<ルートパスワード>'
ログイン
cmdstr = hostname
strconcat cmdstr ':22 /ssh /auth=plain /user='
strconcat cmdstr username
strconcat cmdstr ' /passwd='
strconcat cmdstr passwd
connect cmdstr
wait username
root権限取得
timeout = 2
wait 'server response'
sendln 'su -'
wait 'server response'
sendln passwdroot
ウィンドウ画面サイズ変更/作業フォルダ移動/ファイル一覧表示
dispstr #$1b"[8;36;160t"
sendln 'cd /var/www/cgi-bin/Python/Log'
sendln 'ls -l'