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Microsoftパートナーとは? 種類や選ぶ際のポイントをわかりやすく解説

著者:Sky株式会社

Microsoftパートナーとは? 種類や選ぶ際のポイントをわかりやすく解説

オンプレミス環境からのクラウド移行やセキュリティ強化など、企業のITインフラ刷新において、専門知識を持つ「Microsoftパートナー」を用いたDX推進が注目されています。Microsoftパートナーとは、Microsoft製品やクラウドサービスの販売・導入・運用を他社へ支援する企業のことを指します。その選定は自社のDX推進の成否を大きく左右するため、慎重な検討が必要です。本記事では、Microsoftパートナーの概要や種類、認定要件などを踏まえた上で、パートナーを選ぶ際のポイントについて、詳しく解説していきます。

Sky IT TOPICS編集部

Sky IT TOPICS編集部は、40年以上にわたりソフトウェア開発をてがけるSky株式会社の知見を基に、AIやDX、ソフトウェア開発などIT全般に関する情報を発信しています。
Sky株式会社は、業務システムや組込みソフトウェアの開発に長年携わり、近年はLLM導入、AIエージェント開発、RAG構築といった生成AI活用の支援にも注力しています。また、自社商品の一つ「SKYSEA Client View」は国内25,000社以上 / 1, 300万クライアント以上にご導入いただいております。こうしたソフトウェア開発の豊富な経験、自社商品の導入実績に基づいて、皆さまの実務に役立つ情報をお届けします。

Microsoftパートナーとは

Microsoftパートナーとは、「Microsoft AI Cloud Partner Program(MAICPP)」という公式パートナープログラムに参加している企業のことを指します。

参加企業には、Microsoft 365やAzure、Dynamics 365、Power PlatformなどMicrosoft製品の導入支援・開発・販売・運用を行う企業や、クラウドサービスのMicrosoft Cloudと連携可能なソフトウェアを開発する企業などが含まれています。

パートナーに認定されると、マイクロソフト社の各種製品やクラウドサービスについて、マイクロソフト社から導入・開発・販売に関わる支援が受けられます。そしてさらに、技術資格の保有数や新規顧客への導入実績、ビジネスの成長率などに定められた厳しい基準をクリアすることで、後述する「Solutions Partner(ソリューションパートナー)」の認定を取得することができます。

なお、パートナープログラムは、クラウド化やAIの普及といった技術革新に合わせて、その名称と評価基準を大きく進化させてきました。「Microsoft Partner Network(MPN)」から「Microsoft Cloud Partner Program(MCPP)」を経て、現在は「Microsoft AI Cloud Partner Program(MAICPP)」という名称になっています。

Microsoftパートナーの主なソリューション分野

パートナー企業が他社との差別化を図り、市場価値を上げることで顧客へのアプローチを広げる取り組みとして、「Solutions Partner(ソリューションパートナー)」という認定制度があります。

Solutions Partnerの認定は、次の6つの分野に分けて行われます。

  • Business Applications
  • Data & AI(Azure)
  • Digital & App Innovation(Azure)
  • Infrastructure(Azure)
  • Security
  • Modern Work

Solutions Partnerの取得は、基本的に「顧客獲得などの実績」「Microsoft認定資格などのスキル」「導入後の顧客成功」といった項目で評価される「Partner Capability Score」において、100点中70点以上といった要件を満たす必要があります。

そして、要件をクリアすると、Microsoft 365やAzure、Dynamics 365などの製品ライセンスを無償または割引価格で利用できるほか、マイクロソフト社が開催する共同販売プログラムへ参加できるといった特典を獲得することができます。

システム導入企業がMicrosoftパートナーを選ぶ際の注意点

DX推進が急務とされるなか、Microsoftパートナーの存在はこれまで以上に注目されています。自社のDXを成功させるためには、自社の目的やリソースに合ったパートナーを選ぶことが大切です。

ここでは、システム導入企業がMicrosoftパートナーを選定する際に注意すべき以下5つのポイントについて、順に詳しく解説していきます。

  • 自社の目的に合った認定を取得しているか確認する
  • 「Specialization」など専門性の高さを確認する
  • 自社と近い企業・業界での導入実績を確認する
  • 導入後のサポート体制を確認する
  • 費用だけでパートナーを選ばない

自社の目的に合った認定を取得しているか確認する

先述したように、MicrosoftのSolutions Partnerには、Data & AI、Infrastructure、Security、Modern Workといった複数の認定領域があり、各Microsoftパートナーによって得意とする製品やソリューション領域は異なります。

自社のニーズを最大限に満たすためには、自社の課題とパートナーの取得している認定領域を一致させることが不可欠です。そのためにも、あらかじめパートナーそれぞれの強みを正確に把握するのはもちろんのこと、現状の課題を明確にしておく必要があります。

また、Azure、Microsoft 365、Dynamics 365など、自社が導入・活用したいと考えている製品への対応実績を確認することも重要といえます。信頼できるパートナーを選ぶためには、具体的な成果を把握し、客観的な比較・検討を行うことがポイントです。

「Specialization」など専門性の高さを確認する

高度なシステム構築やクラウド移行では、特定分野への専門性を備えているかどうかも重要になります。Microsoftの「Specialization」は、特定の技術領域における専門的な能力を示す指標の一つです。

信頼できるパートナーであるかどうかを判断する基準として、AIソリューションの構築、Azureへの移行、セキュリティ保護など、自社の目的に合った専門認定を持っているかを確認することは非常に有効といえます。また、自社の要件が複雑な場合は、幅広い知識だけでなく、特定領域への深い知見がある会社を選ぶことが大切です。その場合、技術者の資格や専門チームの有無も併せて確認すると判断しやすくなります。

なお、パートナープログラムには、先述したSolutions PartnerやSpecializationといった枠組みを超えた最上位のパートナー認定資格があります。Azure Expert MSP(のちにFrontier Partnerへ刷新予定)はそのうちの一つで、Microsoft Azureに関する専門性や実績が証明されたパートナーに認定されます。

自社と近い企業・業界での導入実績を確認する

Solutions PartnerやSpecializationといった認定を取得しているパートナーであっても、自社が抱える課題と同様の課題への対応経験が豊富にあるとは限りません。そのため、同じ業界、あるいは規模が同程度の企業における導入事例があるかを調べる必要があります。導入事例をチェックする際は、導入したシステムだけでなく、導入前にどのような課題があり、どのような成果につながったかということまで、しっかり確認することが大切です。

また、自社が導入予定のMicrosoft製品について、パートナー企業が具体的な構築・運用実績があるかを把握しておくことも欠かせません。実績の有無は、自社の課題に対処できる知見を有しているか、長期的な関係を築いていけるかなどを判断するための重要なファクターです。導入事例や顧客インタビューなどが公開されている場合は、それらも併せて選定時の参考にすることで、課題解決に最適なパートナーかどうかを見極めることができます。

導入後のサポート体制を確認する

Microsoft製品は、導入後においても設定変更やアップデート、障害対応などが必要になるケースがあります。システムの導入・構築だけでなく、運用・保守まで対応しているかどうか、サポート体制を確認しておくことが求められます。

また、問い合わせ方法や対応可能な曜日・時間帯のほか、障害発生時の対応範囲や復旧支援についても併せて把握しておく必要があります。万が一の場合を想定した準備を行うことで、いざというときの損失を最小限に抑える、もしくは回避することが可能になります。

さらに、Microsoft 365やAzureなどのライセンス管理まで支援してもらえるかを確認することも重要です。導入後の社員教育や活用支援が必要な場合には、研修・マニュアル作成などへの対応可否もチェックする必要があります。

費用だけでパートナーを選ばない

Microsoft製品の中には、プランのアップグレードやライセンスの追加などによって、月々のランニングコストが変動するものもあります。そのため、初期費用の安さだけで製品の比較・検討を行ってしまうと、後々、予算を超えてしまうことになりかねません。初期構築費やライセンス費だけでなく、導入後の保守費や将来的な追加開発費まで含めた「TCO(総所有コスト)」の視点で投資対効果を試算することが極めて重要です。

また、見積もりに含まれている作業範囲を確認し、追加料金が発生する条件を事前に明確にしておくことも欠かせません。その際は、RFP(提案依頼書)などを用いて同一条件で複数のパートナーから相見積もりを取得し、金額だけでなく、技術力やサポート体制、導入実績を総合的に比較・検討して判断することが重要です。

マイクロソフト社製品の導入・定着化の支援ならSky株式会社

Sky株式会社は、マイクロソフト社のパートナープログラムにおいて、「Data & AI」「Digital & App Innovation」「Infrastructure」「Security」の4分野でSolutions Partner認定を取得しています。そして、多くの企業における同社製品・サービスの「導入」「利活用」「開発」を支援しています。

また、製品・サービスの導入から定着化までをトータルで支え、幅広い分野で積み重ねてきた経験と豊富なノウハウを生かし、充実したサポート体制を整えています。

マイクロソフト社製品・サービスの導入をお考えの際は、ぜひSky株式会社へのご相談をご検討ください。