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Sky株式会社

公開日2024.08.19更新日2024.10.04

名刺のおすすめの厚さは? 厚さが与える印象、種類、単位を紹介

著者:Sky株式会社

名刺のおすすめの厚さは? 厚さが与える印象、種類、単位を紹介

名刺にはさまざまな厚さのものが存在し、その厚さによって受け取る側の印象が変わります。そのため、名刺を作成する際は、職業や使用用途に合わせて、厚さを慎重に選ぶことが重要といえます。この記事では、名刺に使われる用紙の種類とそれぞれの標準的な厚さ、厚さを表す単位といった基本情報をはじめ、厚さによって印象がどのように変わるのかについて解説しています。

名刺用紙の種類別の厚さ

名刺によく使われる用紙には、表面をコーティングした「光沢紙」、つやを消した「マット紙」、コーティングが厚めの「アート紙」、加工していない「上質紙」などがあります。用紙ごとに薄手や厚手といった厚さの区分がありますが、標準的な厚さは次のとおりです。

  • 光沢紙(0.08mm)
  • マット紙(0.10mm)
  • アート紙(0.148mm)
  • 上質紙(0.12mm)

紙の厚さを表す単位

紙の厚さを表す単位としては、一般的に「連量(れんりょう)」「紙厚(かみあつ)」「坪量(つぼりょう)」の3つが使われます。それぞれの単位の意味と算出方法についてご紹介します。

連量

「連量」とは、ある規定のサイズの紙を1,000枚重ねたときの重さを表します。「斤量(きんりょう)」と呼ばれることもあります。連量の「連」とは「紙を1,000枚重ねた状態」を表し、「R」と表記されることもあります。単位は「kg(キログラム)」が使われます。例えば、A4サイズの紙2,000枚の重さが10kgであれば、その紙の連量は5kgとなります。製紙メーカーや印刷会社などが、大量の紙を取引する際などによく使われます。

紙厚

「紙厚」とは、紙の物理的な厚さを表します。単位は「mm(ミリメートル)」が使われる場合と、「µm(マイクロメートル)」が使われる場合があります。1µmは、1mmの1,000分の1です。µmを「µ」と省略して表記されることもあり、その場合は「ミクロン」と呼ばれます。つまり、「1µm」と「1µ」は同じ厚さになります。一般的に紙の厚みは0.1mm程度のものが多く、その場合は「紙厚100µm」と表現されます。

坪量

「坪量」とは、1平方メートルあたりの用紙の重さを表します。「米坪(べいつぼ)」「米坪量(べいつぼりょう)」または「メートル坪量」と呼ばれることもあります。単位は「g/m²(グラムパー平方メートル)」で、「GSM (grams per square meter)」と表記されることもあります。一般的に、用紙が厚くなればなるほど重量が増していくため、紙の厚みを表す単位として使われます。例えば、一般的なコピー用紙の坪量は64~68g/m²、官製ハガキは209g/m²です。

紙の厚さの基準

紙の厚さといっても、使われている媒体によって薄い、厚いといった基準は異なります。連量を基に表した例として、コピー用紙の場合は55㎏では薄く、90㎏では厚いとされます。また、ノートにおいては110㎏では薄く、235㎏では厚いと判断されます。使用用途に応じて、適切な厚さの紙を選ぶことが重要といえます。

おすすめの名刺の厚さ

名刺の厚さとして一般的にお勧めとされているのは、連量180㎏です。これは、ある程度厚みがしっかりしており、耐久性があるためです。名刺は一般的にマット紙や再生紙を使われることが多いですが、写真を取り入れたデザインの場合は、光沢紙が選ばれる傾向にあります。また、210~220㎏も重厚感や信頼感があるという理由で使われることがあります。ただし、名刺入れの中でかさばるなど、保管が難しいといった側面もあるため注意が必要です。

名刺の厚さによって印象が変わる

名刺の厚さにより、受け取ったときの印象が変わります。そのため、職業ごとに名刺の厚さを工夫することも効果的です。

薄い名刺がおすすめの職業

薄い名刺は、「柔らかさ」や「親しみやすさ」といった印象を与えることができます。おしゃれなデザインが似合い、スタイリッシュに見えます。ただし、あまり薄すぎると名刺が折れやすい、傷がつきやすい、曲がりやすいなどのデメリットがあり、そのせいで頼りないイメージや安っぽいイメージを与える可能性もあるので注意が必要です。薄い名刺は、次のような職業にお勧めです。

  • 広告
  • 出版関係
  • デザイナー
  • Web系

厚い名刺がおすすめの職業

厚い名刺は、「高級感」や「上品」といった印象を与えることができます。存在感があるため、特に信頼を得たい場合や大事な取引をする場合に選ばれたりすることがあります。また、折り目がつきにくい、傷みにくいというメリットもあります。ただし、あまり厚すぎるとかさばってしまい、名刺入れにたくさん入らないというデメリットがあるので注意が必要です。厚い名刺は、次のような職業にお勧めです。

  • 弁護士
  • 銀行員
  • 財務系
  • 地位のある役職

名刺の厚さと価格

紙の厚さによって、名刺の値段は変わります。基本的には、用紙が厚いほど値段が高くなり、薄いほど安くなります。そのため、値段を安く済ませたい場合は薄い紙を選べばよいのですが、あまり薄くしすぎると耐久性に問題が生じたり、安っぽい印象を与えたりしてしまう可能性があります。値段も大事ですが、先方に与えたい印象などを基にデザインや文字のレイアウトを検討し、それに合った名刺の厚さを決めるのが理想です。

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このように、名刺の厚さは受け取る側の印象に大きな影響を与えます。一般的な厚さの名刺はしっかりとした印象を与え、ビジネスシーンでの信頼感を高める効果があります。さらに厚い名刺は高級感を演出するため、特別な場面や重要な取引先に渡す場合に適しています。逆に、薄い名刺は親しみやすさやスタイリッシュな印象を与えます。名刺の厚さを選ぶ際には、目的やターゲットに合わせて、最適な厚さを選ぶことが重要といえます。

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名刺には、ただ相手に企業名や自分自身の名前といった情報を伝えるだけでなく、親しみやすさや高級感といった良い印象を与えるという役割もあります。しかし受け取った後の紙の名刺は紛失してしまったり、かさばって管理がしにくかったり、目的の名刺を探すのに時間がかかってしまうこともあります。そのような場合には、名刺管理ツールでデータ化して名刺を管理することをお勧めします。

Sky株式会社が提供している名刺管理の「SKYPCE(スカイピース)」では、名刺の厚さや種類にかかわらず、スマートフォンやスキャナー、複合機などを使って手軽に名刺をデータ化できます。また、登録した名刺情報に営業活動をひもづけたり、名刺情報を活用してメールを一斉配信するなど、営業活動に役立つさまざまな機能が搭載されています。

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