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Sky株式会社

公開日2024.06.28更新日2024.09.05

IoT機器とは? 主な機器やできること、メリットなどを解説

著者:Sky株式会社

IoT機器とは? 主な機器やできること、メリットなどを解説

IoT機器とは?

IoT機器とは、インターネットに接続して情報のやりとりや遠隔操作を行う、「IoT」の技術を搭載したモノの総称です。IoTは「Internet of Things」の頭文字をとった言葉で、こうした仕組みは「モノのインターネット」とも呼ばれます。

近年ではさまざまなモノがインターネットに接続されており、業務用の機械や医療機器のほか、身近な家電製品にもIoTの技術を取り入れる例が急増しています。

IoT機器の代表例

IoTによる技術革新の特長は、「自動車や家電、設備などのあらゆるモノがインターネットに接続されることで、新たな付加価値が生まれる」という点にあります。スマートフォンやタブレット端末のように、初めからインターネットに接続する想定で作られた機器だけでなく、通信が可能なあらゆるモノをIoT機器と呼びます。例えば、スマートフォンを使って遠隔操作ができる家電製品や照明器具、スマートウォッチやスマートスピーカーなども身近なIoT機器の代表例です。

IoT機器でできること

利便性の高さから市場規模を拡大し続けているIoT機器ですが、具体的にはどのような付加価値を生むのでしょうか。IoT技術の搭載によって実現できる主な機能には、以下のようなものがあります。

モノの操作

インターネットを介して命令を出すことで遠隔操作ができる製品は、IoT機器の中でも特に身近なタイプといえます。IoT技術を生かした家電製品は「スマート家電」とも呼ばれており、遠隔操作はこのスマート家電によく取り入れられている代表的な機能です。

例えば、ロボット掃除機を遠隔操作することや、消し忘れた照明を出先からオフにすることができます。帰宅前にエアコンの電源を入れておいたり、帰宅時間に合わせてご飯を炊いたり、お風呂を沸かしたりするといった使い方も可能で、日々の暮らしを便利にするために役立ちます。

モノ・その周辺の状態の把握

IoT機器にセンサーを搭載すると、機器の周辺の状況やデータを自動で収集することができます。例えば、気温や湿度、気圧、騒音といった環境のモニタリングに使われています。家電製品に活用されている例としては、室温の確認や冷蔵庫内の温度管理などが挙げられます。

この機能は業務用の機器にも幅広く取り入れられており、IoT機器から得られる情報を応用したマーケティング活動に利用されたり、農業において土壌の状態をモニタリングするために使用されたりしています。また、人感センサーによって児童や高齢者の安全を確認する「見守りサービス」にも活用されています。

モノ同士の通信

IoTはインターネット接続を前提としているため、より遠くのモノと通信を行ったり、データの収集に活用したりすることが可能です。あらゆるデータの送受信が可能になれば、衣服のように身につけて使用する「ウェアラブルデバイス」によって健康状態を測定し、オンライン診療を受けることもできます。より身近な例としては、スマートスピーカーもモノ同士で通信を行っている代表的な製品の一つです。ユーザーの指示を聞き取ったスマートスピーカーがほかの家電と通信をすることで、あらゆる操作を自動化できる仕組みになっています。

まと

IoT機器が普及することであらゆるモノがインターネットに接続され、暮らしはより便利になりました。また、今回ご紹介したように医療分野やビジネスへのIoTの利用も広がっており、人々の生活を助ける技術として期待が高まっています。

Sky株式会社では、IoT技術を活用した業務支援にも対応しています。ウェアラブルデバイスやIoTプラットフォームによる安全確保、業務効率化などにご興味をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。